犬の『耳、鼻』の病気と予防、応急処置方法まとめ

 

外耳炎

症状

耳の炎症により、痒みや悪臭のする耳だれが出てきたりします。

犬は痒いために、頭を振ったり、首を傾けたままの姿勢でいる、

同じ場所をグルグル旋回運動する、後ろ足で耳を引っ掻く、

壁などに耳をこすりつけたりします。

慢性化すると、中耳炎、内耳炎を併発していきます。

原因

草や昆虫、シャンプー、パウダーなどの異物混入、

アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、

ミミヒゼンダニなどの寄生虫、大腸菌、ブドウ球菌などの感染症

などが原因としてあげられます。

治療・応急処置・予防方法

予防のために耳掃除が有効ですが、

間違ったやりかたで、傷つけてしまうことで起こることもあります。

獣医師から指導を受けて定期的な耳掃除をすると良いでしょう。

夏場はとくに蒸れやすいため注意します。

 

また耳道内の被毛が多い犬種(シーズー、シュナウザー、プードルなど)や、

垂れ耳の犬種に多い傾向にあります。

 

症状が見られたら獣医師に相談し、

処方されたイヤークリーナーを使用して汚れをふきとります。

 

耳の血腫

症状

物理的な刺激によって、耳の内側が内出血し、

血液がたまって膨らんでいる状態です。

首を振ったり、耳をしきりにかいたりします。

原因

耳の不清潔や、外耳炎の進行、怪我などの外的要因です。

治療・応急処置・予防方法

常に清潔に保つように心がけることで予防します。

犬の行動に異変を感じたら、獣医師に相談しましょう。

 

治療は血腫を排出させ、患部を一時的に縫い合わせるなどで

対処していきます。

 

突発性前庭症候群

症状

全身の麻痺、首を傾けてグルグル回る旋回運動、

左右の揺れなどの症状が突然おこります。

自然に症状が治まることもありますが、再発を繰り返す可能性もあります。

原因

規管の異常から起きる疾患で、外耳炎による併発、腫瘍、外傷、

薬物などがあげられます。

比較的に高齢犬に多い病気になります。

治療・応急処置・予防方法

突然の発作で事故が起きないように注意が必要です。

獣医師の指導のもと、投薬治療をおこないます。

 

副鼻腔炎

症状

膿性の鼻汁が出て、くしゃみなどをともないます。

原因

細菌やウイルスの感染により、副鼻腔に感染が広がることでおこります。

治療・応急処置・予防方法

鼻汁が出ていないか日常から観察しておきます。

もし見られたら早期に獣医師に診察してもらいましょう。

細菌性の物は抗生物質、真菌感染は抗菌物質で対応します。

 



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