犬の食事量について(必要栄養素とカロリー)
愛犬が末永く健康でいられるようにするには食事の配慮もかかせません。
人間と同様にはいかないため、犬独自の知識をしって、
正しい食事をさせてあげたいものです。
ここでは犬に必要な栄養素とカロリーをまとめました。
犬に必要な栄養素の種類は人と変わらない
必要な栄養素の種類に関しては、人と同様のものになります。
三大栄養素である、たんぱく質、炭水化物、脂肪、その他、カルシウム、
ビタミン、ミネラルなどです。
たんぱく質 | 酵素、ホルモン分泌物、体の組織を作るための栄養素 |
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炭水化物 | 体のエネルギー減。 |
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脂肪 | 摂取量は全体の10%にとどめる必要があるが、抑えするぎるとストレスになる。 犬の必須脂肪酸はリノール酸とリノレイン酸。 (ドックフードには含まれていることが多い) |
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ミネラル(カルシウム、リン) | 骨格形成に必要。ただし過剰摂取は腎不全など弊害が出る可能性がある。 |
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ビタミンA | 皮膚の健康と感染予防に必要。 |
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ビタミンD | 骨格形成に必要。 |
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ビタミンE | 筋肉の成長と免疫力強化に必要。 |
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必要な栄養素の量は人と違う
種類は一緒ですが、必要な栄養素は違ってきます。
下記の数値は人間1kg当たりの摂取量に対する、犬の倍率を表しています。
- ビタミンA・・・3.4倍
- ビタミンD・・・3.9倍
- ビタミンE・・・4.6倍
- ミネラル・・・20~24倍
- たんぱく質・・・4.0倍
数値を見ればわかるとおり、人間よりも栄養素の量が大きいことがわかります。
特に子犬の時はさらに成犬の1.5倍~2倍の量が必要になるため、
しっかりと栄養を取らせる必要があるのです。
(授乳中の母犬は成犬に対して2倍以上)
体重から必要摂取量を計算する
ごはん量は犬の大きさや年代、状態によっても調整が必要ですし、
犬の個性に合わせて、食事を変えていく必要もあるため、
必ずしも固執して気構えすぎる必要はありません。
ただ、そうはいってもおおよその目安がわからなければ、
どうしてよいのかわかりませんので、
目安となる量とカロリーの計算方法をお話しします。
食事量
まず、必要な食事量ですが、
1日に必要食事量=犬の体重の約2.5%(40分の1)
例えば5kgのポメラニアンの場合、
5kg→5000g÷40=125g
という計算になります。
必要カロリー
体重1kgあたり50~110kcal
例えば5kgのポメラニアンの場合、
5kg×50~110=250kcal~550kcal
という計算になります。
与えてはいけない食べ物の代表例
犬は人間と同じ食べ物を食べることで、食中毒をおこすものがあります。
ちょっと食べたからといって、食中毒を起こすとは限りませんが、
特に小型犬の場合は中毒を起こす食べ物の量が小さいので、
注意しておきましょう。
赤血球破壊の恐れがあるもの |
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カフェイン中毒の恐れがあるもの |
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消化不良を起こすもの |
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食道や胃腸を傷つける恐れのあるもの |
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塩分過多になるもの |
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ペットフードに潜む危険
実はペットフードには最近まで法規制がなく、原料や添加物に懸念の声があがっていました。
例えば、アメリカでは安楽死させた犬猫の肉がペットフードで使われていたことが告発され、
日本でも、廃肉業者に引き渡されている実態が徳島で明らかになっていました。
また添加物でも危険性があることがわかっています。
エトキシキン | 酸化防止、ビタミン、ミネラルの安定剤として使用されていた。 これは害虫駆除剤、除草剤、防腐剤、化学兵器なのでも使用されるもの。 |
BHA | 油脂成分の酸化防止に使用。 本来はガソリンの酸化防止剤で、発がん性、呼吸困難、歩行障害がラットの実験で明らかになっている。 |
BHT | 石油の酸化防止を目的として作られ、膀胱がん、甲状腺がんを誘発する可能性があるとされている。 |
私はそれまで正直、愛犬の食事にはそこまでこだわりがなかったのですが、
愛犬が心臓疾患で手術をした後は、 獣医師からも食事にしっかりとした配慮をする必要がある
とのことで食事にこだわるようになりました。
できれば愛犬は末永く元気でいてほしいですし、
できる限り不安要素を無くした食事をさせたいなと思うようになりました。
私がおススメなのは食いつき100%実績の無添加ドッフードです。
ドライタイプなので、歯の健康にも良いです。
食事の与え方と回数について
食事の与え方や回数は子犬と高齢犬では違ってきます。
犬の状態にもよりますので、詳しくは下記の記事をご参照ください。
愛犬の老化は避けられませんし、病気なども起こすかもしれません。
でも食事を気を使うことで、最大限防ぐことができるはずです。