噛む犬の気持ちって?可能性のあるシチュエーションとは?

ワンちゃんだって理由があるんだよ。よく噛む犬種の種類とは?

では犬種別の噛む理由についてお話ししました。

今回は犬が噛む可能性のあるシチュエーションをまとめてみました。

 

これを知ることで、どういう理由で、

どのような時に噛む行動に出やすいのかわかるため、

犬との接し方の参考になります。

ぬいぐるみを噛むポメラニアン

自分の身を守るとき

最も多いのが、身の危険を感じた時です。

臆病な犬や社会化不足の犬に多い傾向にあります。

 

犬は人間よりも周りの危険に敏感な動物で、

他の侵入を拒むスペース『パーソナルスペース』も敏感です。

 

そのため、他の犬だけでなく、人間でも不用意に触れると、

パーソナルスペースに侵入された恐怖から混乱します。

犬には逃走か、攻撃の2択しかないため、場合によって噛むわけです。

 

お気に入りを守るとき

ポメラニアンを含めた愛玩犬種はお気に入りを特に作りやすいです。

自分が子供の頃、いつも持ち歩きたい物はなかったでしょうか。

ちなみにわたしは、布団の布でした。

 

他人から見ればつまらないものでも、本人からすると大切で、

取りあげようとすると怒ります。

犬も全く同様で、自分のプライベートを汚される感覚なのです。

 

特に食べ物に関しては本能から、かなり敏感です。

他に、おもちゃ、寝ている場所、見つけてきた意味不明な物など。

興奮しすぎると噛む行動に出てしまいます。

 

犬通しで争うとき

普段は優しく、穏やかだとしても、

場合によって噛む行動に出るのが犬どおしの争いです。

特に近年は犬が他の犬と接する機会が少なくなった環境のため、

より起こりやすいシチュエーションです。

 

この時の犬の気持ちで代表的なのが、以下の時です。

  • 極度の恐怖、不安、混乱している
  • 争いを解決するため噛み付くという自信過剰性
  • お気に入りを争って、返せ!という時
  • 集団で1頭をいじめる時(ドッグランにたまにあります)

 

ストレスがたまっているとき

人間とまったく同様で、イライラしてどうしようもないとき、

爆発して噛んでしまうことがあります。

他にも物に八つ当たりする転移行動が見られます。

 

知らない人がテリトリーに入ってきたとき

犬は縄張り意識が強い動物です。

宅配やデリバリーの人など知らない人が進入してくると、

追い払う意味で噛み付くことがあります。

 

家族を守ろうとしたときに

日頃お世話をしてくれる飼い主さんや家族に、

見知らぬ人が近づいてきた場合、

危険だと誤認し、守ってあげようと噛み付くことがあります。

 

目の前に素早く何かが通った時

犬は本能的に動くものを追いたくなる動物です。

自転車やバイクなど、素早いものが通ったとき、

仕留める!という気持ちで、追っかけて噛み付くことがあります。

 

甘噛みがエスカレートしてしまう

犬の噛む行動は自然行動で、小さいころから甘噛みしてきます。

ここで正しく噛む強さを教え込まないと、

犬は遊んでるつもりでも、強さがわからず、

怪我をさせるほど噛んでしまうことがあります。

 

噛み付く相手を間違えてしまった

他の犬とケンカ中に仲裁しようとすると、

興奮状態で混乱しているため、誤って噛んでしまうことがあります。

絶対に割って入るようなケンカの仲裁はしてはいけません。

 

身体に異常があるとき

病気や怪我で身体のどこかが痛いときに、

犬は混乱してしまい、噛み付くことがあります。

 

また、伝染病など病気の発作により、

予測不能な噛み付く犬になることもありますので、

予防接種は必ず行うべきです。

 

子育て中や偽妊娠状態

妊娠中や子育て中の犬は、外敵に敏感になります。

例え飼い主さんであっても噛む可能性があるほどです。

また、例え妊娠しなくても時より、

物を子供に見たてて守ろうと噛む犬がいます。

 

以上が、犬が噛むシチュエーションです。

それぞれに理由がありますので、深く観察することが重要です。

 



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