ワンちゃんだって理由があるんだよ。よく噛む犬種の種類とは?

『愛犬を撫でようとしたら噛みつかれた』

『爪を切ろうとしたら噛みつかれた』

など、絶対に噛まないと思っていた愛犬に、

噛まれた時の飼い主さんのショックは大きいですし、怖いです。

 

そこで気になるのが、『あまり噛まない犬種、噛む犬種』

というのはあるのかどうか。

威嚇するポメラニアン

噛み癖を直す方法でもお話ししたように、

結論からお話ししますと、噛む行動は犬にとって自然行動なので、

どの犬種も噛む可能性があります。

犬にとっては悪い事ではないので当然です。

 

そのため、犬種によって噛まない、噛むといったものは存在しませんが、

犬種によって噛む理由には傾向があり、

それをしっておくと、接するときに注意すべきポイントや、

噛まないようにするためにしつけるポイントが分かりやすくなります。

今回は犬種ごとの噛む理由の傾向についてまとめました。

 

小型愛玩犬の傾向

近年もっとも買う人が増えている種類です。

ポメラニアンもこの部類に入り、ほかにはチワワ、ヨークシャテリア、

シーズー、トイ・プードル、パピヨンなどが該当します。

ポメラニアン

警戒心が強いため、お気に入りのものを守るために噛む傾向があります。

一般的にテリトリーの許容範囲が狭いため、

お気に入りのおもちゃや場所を守ろうとする意志が強いです。

  • おもちゃを取られそうになったら噛みつく
  • お気に入りの場所や寝床をいじろうとすると噛みつく
  • 食事の際にいじろうとすると噛みつく

おもちゃを離さないならまだしも、

異物などを噛んだ時にはなさいのは困りますし、

食事をいじる際に噛みつかれるのも問題になるため、しつけが必要になります。

 

狩猟犬の傾向

先祖代々狩猟犬として獲物を捕らえるために改良されてきた犬種です。

ダックスフンド、ラブラドール・レトリーバー、ポインター、セッター、プードル、

ゴールデン・レトリーバーなどが該当します。

ダックスフンド

チームで動き、仲間との協調性も高いため、

テリトリーの許容範囲が広いので本気で噛む傾向は弱いです。

ただ、獲物を捕らえるために口でくわえたり、遊んだりする習性が強いため、

甘噛みが酷くなる傾向があります。

甘噛みを放っておくと、噛む強さがわからないまま育ったり、

噛んで物にいたずらしてしまうので、噛んで良いものの分別をしつける必要があります。

 

牧畜犬の傾向

羊や牛などの家畜を誘導し、外敵から身を守る仕事をするために改良された犬種です。

ウェルッシュ・コーギー・ペンブローク、ボーダー・コリー、シェットランド・シープドック、

ジャーマン・シェパードなどが該当します。

コーギー

動くものを追いかけることを仕事としていたため、

逃げる人間や遠ざかる対象物などに興奮して追っかけまわしたり、

時には噛みついてしまう傾向があります。

適度な運動によるエネルギー発散や、

追いかけてよいおもちゃなどを与えて欲求を満たしてあげる必要があります。

 

テリア種の傾向

ネズミやウサギなど獲物を追いかけて殺すところまで求められて改良された犬種です。

ジャック・ラッセル・テリア、ノーリッチ・テリア、スコティッシュ・テリア、

ケアーン・テリアなどが該当します。

ジャックラッセルテリア

狩猟本能から追いかけるものを追って噛みつく傾向にあります。

また、お気に入りを守る傾向も強いため、

おもちゃや食事の際のフードボール、寝床などを触られることには

小さい頃から慣れさせる必要があります。

また、甘噛みも多くなるので、狩猟犬と同様にしつけが必要です。

 

日本犬の傾向

日本発祥の犬種です。

柴犬や秋田県、土佐犬や紀州犬が該当します。

柴犬

主人と1対1でコンビを組む狩猟のために改良されてきた犬がおおいため、

見知らぬ人や犬には警戒心が強い傾向にあります。

他の人に触れられたり、物を守ろうとするときに噛みつく傾向にあります。

 

小さいころから飼い主や他の人に体を触れられること、

お手入れをすることに慣れさせる必要があります。

 

作業犬の傾向

救護犬や救助犬として人間と作業するために改良された犬種です。

シベリアン・ハスキー、セント・バーナード、グレート・ピレニーズ、ドーベルマン、

などが該当します。

ハスキー

1頭で仕事をするため、警戒心と自立心が強い気質が多いです。

そのため他の人や犬とは協調性があまりないため、

触られそうになったときに噛みついたりします。

小さいころから他の人と一緒に触れる機会をつくり、

怖くない存在、楽しい存在であることを覚えさせる必要があります。

 

 



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