犬のガンを症状サインで早期発見しよう!
高齢犬の死亡原因第一位と言われている犬の悪性腫瘍、いわゆるガンは、
発見が遅れると致死になることは、良く知られています。
特に犬の場合、病気の辛さを隠す習性があるので、
遅れて発見されることが多いです。
そのため、飼い主さんが愛犬をチェックし、
早めに異変を感じ取る必要があります。
私の愛犬のポメラニアンも腫瘍ができ、良性だったのでよかったですが、
正直なところまったく気づかなかったというか、変だなと思っても、
元気だし、食事量も変わらないので、気に留めなかったというのが正しいかもしれません。
もし、事前に正しい知識を入れておけば、おそらく直ぐに気付いたことでしょう。
そこで、ここでは犬のガンの症状のサインを覚え、
早期発見につなげるための情報をまとめました。
ガンの進行段階と治療方針
ガンには進行段階というものがあり、そのステージによって治療内容や予後が変わってきます。
第1期
根治治療が可能な段階です。手術で完全に腫瘍を除去して根絶を目指します。
第2期
緩和治療をおこないます。
すでにガン細胞が転移していて、根治は難しい状態ですが、
ガンの増殖を押え、生活に支障がでないように健康維持を目指します。
第3期
対症治療をおこないます。
この段階では治療よりも痛みを押えて、
できるだけ犬と飼い主が快適な暮らしをおくれるように対処していきます。
ガンの発生場所とは?
まずガンが発生しうる場所をまとめます。
見えにくい部位もありますが、日頃から見ることができる部位はスキンシップなどを通して、
しこりなどを発見することが大事です。
- 皮膚などの体表部
- 血液やリンパ系
- 鼻や肺臓などの呼吸器系
- 胃腸などの消化器系
- 肝臓や腎臓などの腹腔系
- 膀胱などの排尿器系
- 乳腺や子宮、精巣などの生殖系
皮膚などの体表部はしこりやできものから、
消化器系のガンは血便などから早期発見することができます。
しかしながら、血液系や体内の臓器腫瘍は家庭での発見が難しいです。
健康診断で見えないガンを発見する
発見が難しいガンを早期発見するためにも、やはり犬の健康診断は必須といえます。
特に5歳を過ぎたあたりからは、最低でも年2回、高齢犬であれば、
年3回は実施したほうがよいです。
実は私の愛犬もこの健康診断で見つけることができました。
健康診断は、犬の健康診断の重要性と内容をご参考にしてください。
また犬の手術は保険がきかないため、高額治療になることがほとんど。
(私の場合、結局2回の手術で70万ほどかかりました。。。)
いざというときに備えてポメラニアンにあったペット保険も検討するべきです。
家庭でチェックできる、ガンのサイン
以下はガンができた時に症状として現れるサインです。
もし該当するものがあれば、獣医師に相談することをおススメします。
- 身体にしこりやできものがあり、なかなか治らず、肥大化している
- 治り難いキズやただれがある
- 理由がないのに、体重が減ってきた
- 口、鼻、乳頭、肛門などから出血や膿がでている
- いやな体臭がする
- 食事をたべにくそうにしている
- 食事を何度も吐いたり、詰まらせたりしている
- 運動や散歩を痛がったり、疲れやすくなっている
- 脚を引きずったり、身体に麻痺がみられる
- 呼吸が荒い、浅いなど不自然である
- 排尿や排便に血尿や膿など異変がある