犬の気持ちを知って仲良くなる! – 警戒しているときのサイン –
動物は言葉を発することはできません。
しかしながら、全身を使って自分の気持ちを表すことで、
飼い主である私達に伝えようとしていることがあります。
動物、特に犬は人間の感情や言葉を理解しているといわれています。
厳密には音の強弱や高低で判断しているそうですが、
飼い主である私達も犬の気持ちを理解したいですよね。
愛犬ともっと意思疎通を出来たら、
さらに楽しくなることは間違いないです(≧▽≦)
そこで今回は犬の気持ちを理解するカーミング・シグナルについてご紹介します。
これを理解できれば、かわいいポメちゃんともっと仲良くなれちゃいます。
もちろん犬全般で使えますので、参考にしてみてください。
カーミングシグナルとは
犬がストレスを感じたときにおこなうボディランゲージのことを差します。
特に気持ちが攻撃的になった時に、その攻撃性を抑えようとさまざまな
ボディランゲージがあり、それを「カーミングシグナル」と呼んでいます。
ようは自分のストレスの緩和や、相手との緊張関係を解くための手段です。
人間でも緊張したときに、思わずやるしぐさがあるのは知られています。
これを理解することで、犬の気持ちを理解できるので、
飼い主さんは正しい対処やしつけをおこなうことができます。
相手や周りを警戒しているときに出すシグナル
①2頭(2人)の間を割くように横切る
「相手は違う群れだから注意して!!」と伝えようとしています。
例えば散歩中に、同じように散歩中の見知らぬ人に出会った。
すると、愛犬が互いをさえぎるように横切ったときは、
相手に注意してと飼い主に意思表示しています。
②急に静止する
「むっ!何か怪しいものがある!」と周囲で何か不可解なものを
察知したときに起こす行動です。
例えば、散歩中に遠くに見知らぬ犬を発見したときに、
ピタっ!!っと静止して、その方向を見つめます。
③歩調が「ゆっくり歩く」に変わる
「相手に敵意があるのか?無いのか?どっちだ!」と
相手の意思を確認しようとしているときの行動です。
自分から近づく場合は、敵意がないこと表していますが、
④場合は注意が必要です。
例えば、②で静止したのち、ゆっくりと歩きだし、静止、歩きだすを
繰り返しおこなった場合などです。
④直視して頭を下げた状態で直線的にゆっくり近づく
これはお互いにかなりの警戒状態にあり、
相手の出かた次第で、争いになる場合があるので注意が必要です。
「やるのか!オラー」と言っているようですね。
⑤カーブを描きながら相手に近づく
「あなたに危害を加える気はありませんよ~」と伝えています。
相手を避けるようにカーブしながら、
そのまま立ち去ろうとしているケースです。
⑥口元を引く
「あなたを敵と思ってないよ~」と伝えたいときにおこないます。
相手の犬の顔が近づいてきたときに、
自分の犬がきゅっと口元を引いた場合は敵意が無いことを伝えています。
以上が相手と緊張関係にある場合に出す、
カーミングシグナルの代表例です。
もし相手の犬または愛犬が喧嘩気質である場合は、
上記のシグナルを参考にすることで、事前に争いを回避することができます。
次に、
相手を落ち着かせるためのシグナル、
相手に好意を表すシグナル、
相手に何か要求するときのシグナルについて説明していきます。
犬の気持ちを読み取るために参考になるおススメ本です。