子犬の季節ごとの健康管理

愛犬の健康に配慮する上でかかせないのが、季節対策です。

四季がある日本では、その季節ごとに適する対策があります。

 

特に、子犬の時期は外気の変化に敏感ですし、

季節の出来事にも影響しやすいといえます。

そこで、ここでは季節ごとに気を付けるべき健康ポイントをまとめました。

門松

クリスマス~お正月にかけて配慮すべきポイント

季節ごとの対策というと、寒さや暑さといったものを想像しがちですが、

そればかりではありません。

人間の行事ごとによっても影響をうけることがあります。

 

人間の食べ物を与えないように、おやつを与え過ぎないように

例えばお正月の時期になると、お祝いムードが漂い気分も盛り上がりますし、

おせつなど普段はあまりない食べ物もたくさん用意します。

 

当然食いしん坊なワンちゃんにはたまらないので、欲しいとやってきます。

飼い主さんも気が緩んでしまうのと、

『愛犬にだけ食べさせないのはかわいそう、少しだけなら・・・』

とついついあげてしまいます。

人間の食べ物でないにせよ、おやつをあげ過ぎてしまったり・・・

 

子犬の時期は消化能力が未熟のため、良暴飲暴食にすると

下痢などの引き起こします。

体力も奪われますから、いつも通り変わらない食生活を心がけましょう。

 

沢山の人で興奮しすぎないように

もうひとつあるのが、来客がきて興奮しすぎてしまうことです。

お祝いごとの季節は来客がきたり、人が多い場所へ愛犬と出かけたり、

など人と接する機会が多くなります。

 

子犬の時期は体力の限界がわからず、興奮して動きまわってしまい、

気付いたら風邪をひいてしまったということがあります。

適度に休ませる時間、静かな場所にいる時間を作りましょう。

 

寒い季節のシャンプー

寒い季節のシャンプーは温度差があったり、

直ぐに湯冷めしてしまったりなど、適温の季節よりも体に負担がきます。

子犬の場合特に負担があるので、寒い時期は無理にシャンプーをしなくてもよいです。

その場合はドライシャンプーや体を拭いてあげるなどしてあげます。

また、ブラッシングは丁寧におこないましょう。

 

寒い季節の温度と湿度に注意

寒い季節は暖房器具をしようして、乾燥しやすい傾向にあります。

人間で「乾燥しているな」と感じているときは、

子犬にとってはかなり乾燥している状態です。

その場合は加湿器などをしようして、湿度を適度に保ちましょう。

 

また寒い季節は部屋の中を閉じるので、空気が澱みがちになります。

なので、短時間換気したり、

温かい日中にたまに窓をあけるなど換気をして、空気をいれかえましょう。

また、昼間はワンちゃんに日光浴させてあげるのも重要です。

 

寝床の温度管理に注意

冬場はケージなど子犬の寝床が寒くならないようにします。

特に夜は冷え込みますから、犬用のペット用ヒーターは必需品です。

ただし、やけどなどしないように直接でなく、上から毛布など敷くようにします。

ペット用ヒーターは今後も重宝するので、用意しておくと良いでしょう。

 

春、秋は温度差に気負付ける

気温差が激しい、春や晩は風邪などの病気にかかりやすい季節です。

室内、室外温度を配慮しながら、なるべく一定の温度になるようにしましょう。

散歩も寒い日は温かい日中、暑い日は日中を避けるなどします。

 

春や秋は遊ばし過ぎに注意する

春や秋の季節は適温になり、過ごしやすい季節でもあるので、

ついつい長時間お外で遊ばせたりしがちです。

子犬は自分の体力というものを考えませんので、しっかりと飼い主さんが管理しましょう。

小型犬であれば10~15分程度でも十分な運動になります。

また外から帰ってきたときは、丁寧にブラッシングして毛についた汚れを落としてあげます。

 

梅雨から夏にかけて湿気に注意

梅雨に入り始めた頃から急激に湿度が高くなります。

湿度が高いと口からしか息をできない犬にとっては呼吸しにくくなります。

湿度には十分気を付けて、必要なら除湿をしましょう。

 

また毛の長いポメラニアンは被毛がべたつきやすくなります。

毎日のブラッシングはかかさずおこない、

清潔に保つため、シャンプーの回数も少し増やしましょう。

通常は月1回程度ですが、2~3回ほどおこないます。

その際、必ず犬用のシャンプー、特に子犬用のマイルドタイプを使用します。

 

暑い季節の冷え過ぎに注意

夏になってくると、冷房をかけはじめましが、かけ過ぎに注意します。

小さな体の小型犬、しかも子犬の場合、

寒い空気がたまりやすい地面に近いため、人間よりも寒い温度で生活します。

目安として3~5℃ほどは温度が低いと考え、冷房の設定温度に気を付けましょう。

 

熱射病、熱中症に注意する

小型犬はとくにそうですが、暑さにとても弱い動物です。

特に子犬の時期はより一層暑さに弱く、熱射病や熱中症の危険が高くなります。

直射日光のあたる日中、アスファルトに余熱がある夕方の外出は避けましょう。

子犬であれば室内運動でも十分ですし、

どうしても外に連れ出す場合は、夜にしたほうが負担が少なくなります。

暑さ対策はポメラニアンの夏場の日中対策も参考にしてください。

 

夏バテに注意

子犬の場合特に夏バテしやすく、食欲不振になる子もいます。

その場合はいつものフードに、ささ身やレバーなどを少し混ぜてあげて

食欲をわかせるような工夫をしましょう。

 

量の目安はドックフード全体量の2割程度混ぜてあげます。

 



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