犬の気持ちをしって仲良くなる! – 好意・相手をなだめるサイン –
引き続き、カーミングシグナルについて解説していきます。
相手をなだめるときに使うシグナル
①歯をカチカチとならす
相手に対して「落ち着こうよ」というときにおこなう行動です。
相手の犬と始めて会い、ワンワンと吠えてきたときに、
愛犬がカチカチと歯を鳴らすことがあります。
②あくびをする
「落ち着いて!」「叱らないで!」というときにとる行動です。
リラックスしている場合もありますが、相手が怒っている場合は、
この可能性が高いです。
例として、飼い主が愛犬に叱っているときに見られます。
③そっぽを向く、視線をそらす
「落ち着いてほしいよ~」と興奮している相手を落ち着かせたい、
敵意がないことを示すときに起こす行動です。
飼い主が犬の目を見て叱っているときに、見られたりします。
無視しているわけじゃないので、余計に怒らないようにしましょう。
④すわる
争いごとを回避するために、敵意がないこと示すときに使います。
知らない犬が近づいてきたときに、すわる場面などがあります。
⑤鼻を持ち上げる
こちらも相手に敵意がないこと示すための行動です。
相手が興奮しているときに、「落ち着こう~」と鼻を持ち上げます。
⑥伏せをする
相手を落ち着かせる為の最も強いシグナルで、
「敵意はないよ!仲良くしよ!」と伝えてようとしています。
⑦背中を向ける
相手を落ち着かせるための強い態度です。
「興奮しないで、落ち着いて!」と伝えようとしています。
相手の犬が暴れだしたりしたときに、
愛犬が背中を見せるという場面はこれにあたります。
相手に好意を示すときのシグナル
①ふと、どこかにいく
飼い主を信頼している証拠で、その縄張りで安心しきっているときの行動です。
犬同士の場合はお互いを認めているときの行動といわれています。
飼い主のそばにいたと思ったら、ふとどこかへいって、
また戻ってくるといった行動がこれに当たります。
②身体を低い位置に落とす(前足だけ出す状態)
歓迎の気持ちを表し、喜びを示すサインです。
「わーい!一緒に遊ぼ!遊ぼ!」と遊びを誘っている意味もあります。
飼い主さんにおもちゃを持ってきたり、
顔見知りの犬などと出会ったときに見られる行動です。
③おしっこをする
人間に対して最愛の意思を伝える行動です。
犬に対しては友好関係を示します。
友達が愛犬に触ったらおしっこをした、
知ってる犬のそばでおしっこなどが挙げられます。
飼い主は思わずびっくりしてしまうことがありますが、
あせらず、落ち着いて対処しましょう。
④自分の身体を相手の身体の横にそらす
相手に対して好意があることを示す動作です。
顔なじみの犬が来たら、お互いが体の横を見ながら、
お尻に近づいていく行動はこれにあたります。
相手に要求するときのシグナル
①おすわりをする
人の近くにきて、おすわりしたときは「何かしてくれないかな~」
という期待をするサインです。
服従心を表す意味もあります。
②鼻を持ち上げる
人に対しておこなうときは、「つまらないから、何かしようよ~」と
求めているサインです。
飼い主さんは他のことに夢中になっていたら、
そばにいた犬が臭いを嗅ぐように鼻ですんすんいっているときは、
これにあたります。
③じゃれついたり、くるくる周りを走る
「遊んでー!!」と飼い主さんを振り向かせようとアピールするときの行動です。
部屋にいたら、愛犬が急にドタバタ走りだしたら、
一緒に遊んでほしいんですね。
続いて、不安を感じてるとき、気持ちを落ち着かせようとしているときのサインです。
犬の気持ちを読み取るために参考になるおススメ本です。