愛犬がボケないために!認知症の予防対策

愛犬にボケてほしくない!と思うのは飼い主さんなら当然でしょう。

ボケてしまうと介護が大変になりますし、犬にとっても自由が少なくなります。

そこで、ここでは愛犬が認知症(ボケ、痴呆症)にならないために、

飼い主さんが心がけたい予防対策をまとめました。

(なお、痴呆症の症状とチェック方法もあわせてご参考ください。)

 

認知症の原因は?

原因は老化による脳の神経細胞の衰えや自律神経の低下、

β-アミノロイドと呼ばれるたんぱく質が付着して老人班を形成し、

神経細胞が急速死ぬなどがあげられていますが、実はまだ詳しい原因の特定にはいたっていません。

ですがいずれにせよ脳が老化していることが間違いなく、

予防や対処のためには脳ケアを実行することが重要になります。

成犬でも遅くない!刺激で脳を若返らせることができる!

以前までは、いったん失われた神経細胞は再生されないといわれていました。

しかし、近年の研究で、動物はおとなになってからでも脳内で神経が新生させる、

つまりは脳が若返ることがわかっています。

ですから愛犬の年齢が高くても、

あきらめずに痴呆症の予防対策を実施するのが良いでしょう。

脳が若返るためには、何よりも色々な刺激を与えることが大事になります。

 

認知症(ボケ)の予防・対処対策

残念ながら認知症を完全に予防する方法はありません。

しかしながらリスクを軽減するポイントはいくつもあります。

一つずつ見ていきましょう。

散歩に刺激をプラスしてあげる

できる限り散歩に出してあげることが効果的です。

室内犬だと部屋での単調な刺激になりがちです。

外に連れて行くことで、色々な体験と刺激を経験させてあげられます。

 

排泄だけの単調なコースにせず、ときどきコースを変えてあげることで、

いつもと違った刺激を体験でき、脳が活性化します。

また、時には遠出するのも良いでしょう。

特にポメラニアンはアウトドア好きですから、一緒に楽しんでくれるはずです。

 

普段からスキンシップを心掛ける

飼い主さんや他の人とのスキンシップはとても重要です。

普段から会話をしてあげたり、身体をさわってあげたり

コミュニケーションを十分にとることが、脳の活性化に役立ちます。

ドックマッサージなども取り入れると健康維持もできるので一石二鳥です。

 

そのほかにも、顔を見ながら話してあげたり、

膝に抱っこしてあげたりするのもよいでしょう。

興味あるおもちゃがあれば、一緒に遊んであげることも。

また寝床を自分と同じ部屋にして、飼い主さんをいつも感じさせてあげるのもGoodです。

とにかく飼い主との時間をなるべく増やすことが大切になります。

 

褒めることを心がけよう

スキンシップの一環としてしっかりと褒めるあげることが大切です。

老犬になってくると、以前はできたことができなくなることもあり、

飼い主さん自身ががっかりしたり、褒める機会が少なくなってりまします。

褒める機会が減ってしまうと、愛犬の意欲も低下していき、

結果的に脳の刺激が減ることで認知症のリスクが増えてしまいます。

些細なことでもよいですので、褒める習慣を意識しましょう。

 

例えばシャンプーやブラッシングをさせてくれたら褒める、

食の細い子は全部ごはんを食べれたら褒める、

芸をできたら褒めるなどなど。

愛犬を興奮させるように褒めるのでなく、優しく褒めてあげてください。

 

犬の友達を沢山つくる

他の犬の友達をたくさん作ることも効果的です。

相性の良い犬や、家で多頭飼いすることで、

犬同士のコミュニケーションから、脳が活性化されます。

ポメラニアンは多頭飼い向きの犬種ですから、余裕があれば検討してみましょう。

 

知育玩具などで知力向上に努める

知育玩具と呼ばれる、ちょっと趣向を凝らしたおもちゃを、

日頃から愛犬に与えるのも効果的です。

バスターキューブやコング、トリートボールなど色々なおもちゃがあります。

これらは知力向上にも役立ち、脳の老化を防止します。

またお留守番対策にもなりますし、愛犬の一生懸命な姿は萌えちゃいます(笑)

是非、与えてあげることをおススメします。

 

飼い主さんが前向きに明るくいる

犬は感受性豊かな動物で、

飼い主さんの感情に良い意味でも悪い意味でも敏感です。

そのため飼い主さんが愛犬の老化にふさぎ込むと、

犬もネガティブな感情になり意欲の低下を招きます。

ですから飼い主さんが明るく前向きに生活することが大切です。

実際実例として認知症の問題傾向が改善されたという報告もあるほど。

愛犬にとって飼い主さんが笑顔であることが、幸せなんですね。
 

脳の活性化に役にたつ栄養素

食事の栄養素はボケ防止には効果的です。

特に良いとされているのが必須脂肪酸です。

必須脂肪酸とはその名の通り体に必須の脂肪酸類をさし、

身体の免疫機能を維持するために使われる栄養素です。

そのため不足すると、免疫機能の低下はもちろん、

身体の細胞自身の力が弱まってしまいます。

逆にちゃんと摂取させれば、

血液をサラサラにして老化を抑え、神経細胞を活性化させる働きをします。

さらに、癌や心臓病、糖尿病の予防効果もあるので、積極的に取り入れたいです。

 

必須脂肪酸のなかでも、

特にDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、ARA(アラキドン酸)は、

学力向上や記憶向上など脳の働きの活性化に役立つ栄養素です。

イワシなどの魚類にはDHAやEPAの必須脂肪酸が豊富に含まれています。

また卵やレバーなどにARAは豊富に含まれています。

 

ただ、魚類は消化不良の原因にもなり、骨などもありますから、

自分で与える場合は十分加熱すること、骨を取り除きます。

加えてコレステロールや塩分、カロリーにも気を配る必要がありますので、

ご飯として与えるのであれば十分注意しましょう。

 

ビタミンCとEで抗酸化物質を

抗酸化物質は体内の老化を防いだり、血管を良い状態に保ってくれます。

痴呆対策にはうってつけの栄養素です。

犬の場合、ビタミンCは体内で生成することができますが、加齢とともに困難になります。

ビタミンEとあわせて、野菜から摂取しましょう。

 

野菜を与える際は、細かく刻み、柔らかく水煮したり、

ジューサーでジュースを作ってあげます。

サツマイモ、ジャガイモ、大根、かぼちゃ、リンゴ、イチゴ、トマトなどが良いです。

 

認知症対策のサプリを与える手も

DHAやEPA、ARAなど必須脂肪酸を与えることが認知症抑止につながりますが、

食材で与えるのはかなり大変です。

必要量摂取させることもそうですし、

カロリーや塩分、コレステロールも一緒に取れてしまうので、

気を使わなければいけません。

 

もし難易度が高そうと感じるのであれば、

犬用の認知症対策のサプリを与えてみるのが良いでしょう。

実は犬の認知症問題は近年問題になっており、

その対策として色々な会社からサプリメントが登場しています。

 



スポンサー広告

このページの先頭へ