老犬(高齢犬)が食欲不振になってしまったら

人間と同様に犬も年齢を重ねると、食欲はある程度落ちてきます。

ポメラニアンは副腎皮質ホルモンという食欲を左右するホルモンが高めなので、

生涯通じて、食欲が極端に落ちることはあまりありませんが、

もし食欲不振になったときの参考にしてみてください。

ポメラニアンの食欲不振

嗅覚と味覚が衰えたことによる食欲不振

年齢を重ねると、嗅覚も衰えてきます。

犬は必ず匂いを確認して食事をするため、衰えたことで、

食欲がわき起こらなくなっていることもあります。

 

温めて匂いを出してあげる

効果的なのが少し温めることで、食材の匂いを強くする方法です。

犬の嗅覚は人間の5~70倍といわれ、味覚よりも嗅覚でごはんを食べます。

ドライヤーや電子レンジなど使って温めてOKですが、

温めるときは、犬がやけどしないよう、ほんのちょっと匂いが出るぐらいでOKです。

理想としては人肌温度の36~37℃がちょうど良いでしょう。

逆に温めすぎると焦げた臭いになり、食べなくなる場合もあるので注意です。

 

ヨーグルト水をつくってあげる

食欲だけでなく、水分補給をしなくなる高齢犬もいます。

その場合は、普通のお水に、

無糖・無脂肪のプレーンヨーグルトを少量混ぜるのも効果的です。

ヨーグルトによって香りがつくので、飲む可能性が高くなります。

ヨーグルトは骨格サポートにもなるので、取り入れてOKです。

 

動物由来の食べ物を混ぜてあげる

犬は肉や魚、卵や乳製品など動物由来の食べ物が好物です。

これは甘みとアミノ酸を感じる味覚が敏感で、

食欲をかきたてる効果があるからです。

ただしチーズなど乳製品の塩分は犬にとっては有害になりますので、

人間の乳製品でなく、犬用のチーズなどを活用しましょう。
 

動物性脂肪を増やす

動物由来の食べ物を混ぜるときに、脂肪分も少し増やしてあげると効果がある場合があります。

脂肪分は犬の食欲増進に繋がる栄養素だからで、ニオイや口当たりが良くなります。

ビタミンA,D,E,Kなどの吸収も助けるため、栄養面でも大事です。

ただし添加物としての脂肪分でなく、

しっかりと食物に含まれる高品質な脂肪分にしましょう。
 

ドッグフードの歯触りを変える

犬は食事の質感(食べやすさ)を非常に重視する生き物です。

フードの固さや弾力、粘着性などが影響し、

固型よりもウェットのほうが好みます。

ドライフードの場合はミキサーなどで粉砕することで食欲に繋がることがあります。

 

ドッグフードの歯触りを変える

犬は食事の質感(食べやすさ)を非常に重視する生き物です。

フードの固さや弾力、粘着性などが影響し、

固型よりもウェットのほうが好みます。

ドライフードの場合はミキサーなどで粉砕することで食欲に繋がることがあります。

 

消化不良により調子が悪くなっている

愛犬のウンチの状態は下痢、軟便もしくはカチカチですか?

であれば消化機能が低下している可能性が高いです。

消化機能が低下すると食欲そのものも衰退していきます。

 

回数を多めにして与えてあげる

通常成犬なら2回ぐらいが目安ですが、

高齢になると一度に沢山食べると消化不良をおこすため、

回数をわけてあげると良いでしょう。

朝、昼、夜の3回に分けるなどして、様子をみます。

 

高カロリーな食事に切り替える

食事の量が食べなれない場合、高栄養価・高カロリーな食事に切り替えるのも手です。

1粒あたりの栄養とカロリーがより高ければ、

少量の食事でも問題なくなります。

 

腸の動きにあわせて夜はあまり食べ物を与えない

腸内の働きは夜になるにつれ弱くなる傾向があります。

食事も朝と昼よりも夜は少なく与えてあげると良いでしょう。

そのほかおやつなども、日中に与えてあげるのがベストです。

 

腸内環境と免疫機能を整える犬用サプリメントを与える

愛犬の消化機能が悪くなる原因は何なのでしょうか?

色々な原因がありますが、一番の原因は身体の免疫力低下があります。

高齢になると免疫機能は自然に低下しますが、

そうなると腸内に悪玉菌やウイルスが増加し、不純物の排泄が上手できなくなるため、

腸内環境が悪化しやすくなり、結果食欲不振に陥ります。

なので高齢になるほど、腸内ケア、免疫機能をアップさせるケアがとても重要なんです。

 

もし、ご飯の工夫で消化不良の改善が見られないなら、

悪玉菌を少なくすること、免疫機能をアップさせる試みをおこなってみましょう。

一番おすすめは犬用のサプリメントを与えることです。

例えば私はプロキュアというサプリを与えています。

プロキュアパッケージプロキュアの中身

中々普段のドッグフードで腸内ケアと免疫アップ向上をさせることは難しいですが、

プリキュアはその両方をケアする栄養素が豊富に入っています。

人間の高級食材として名高いものばかり入っているので、信頼性が高く、

動物病院でも使われている実績が安心なので使っています。

 

食欲が無い犬でも食べてくれるよう、匂いも良く、

粒の粒子が小さいので、ドッグフードに混ぜてしまえばまったくわかりません。

小型犬ならティースプーン1杯程度なので、与えるのに苦労しないのもポイントです♪

プロキュアをご飯に混ぜる前プロキュアをご飯に混ぜた後
↑ご飯に混ぜればまったくわからなくなります。

 

うちの愛犬も、プロキュアを与えてから食欲改善はもちろん、

毛艶も良くなり、身体の動きも生き生きとしています♪

もし何をやっても改善が見られないなら、試してみることをおすすめします。

 

kochiraプロキュア公式サイトはこちら

 

免疫機能の低下は食欲不振以外にも、

ガンや多臓器障害、皮膚病など様々な病気へのリスクにもなりますので、

早めのケアが大切ですから、一度検討してみてはいかがでしょうか?

 

病気を疑ってみる

病気により食欲そのものが低下している可能性を考えます。

歯周病

食べなくなる代表的なものが歯周病です。

犬の80%がなっているといわれていますが、痛かったり、

違和感を感じるために食べなくなることが考えられます。

歯周病は他の臓器弊害を起こす可能性もあるので、

症状が確認できたら、一度獣医師に相談しましょう。

 

消化器系の異常

高齢になると消化機能が低下するため、消化不良を起こしやすくなりますが、

機能低下を通りこして、胃腸の病気になっている可能性もあります。

胃腸系の病気は吐物や排便に変化が見らえやすいので、

犬の症状から病気を調べる(排泄物を見る)を参考に症状をチェックして、

異変があるようならすぐに病院へいきましょう。

 

内臓系の異常

内臓、特に腎臓や肝臓などに病気があると、食欲不振をまねきます。

こちらも消化器系と同様、汚物や排泄物に変化が現れやすいので、

犬の症状から病気を調べる(排泄物を見る)を参考に症状をチェックして、

異変があるようならすぐに病院へいきましょう。

 

ストレスが原因

ストレスによっても食欲が低下することがあります。

室内で過ごすことが多い、ポメラニアンのような愛玩犬種は、

昔に比べてストレスがかかりやすくなったといわれています。

特に密閉性の高いマンションなどで飼っている場合は、空気も淀みやすく、

外部刺激も少ないためストレスになりやすいそうです。

散歩の回数が少ない、運動不足、一人でお留守番する機会が多いなどもストレス原因に。

この場合ストレスを解消してあげるのが大切です。(参考:犬のストレスサインと解消法

 

思い当たる節が無いなら・・・やはり腸悪化の可能性が!

主だった病気も無いのに食欲が低下している場合は、腸内環境が悪化しているのが原因かもしれません。

腸が悪化すると食欲不振になりやすいですが、そのほかにも以下の症状が見られることがあります。

  • 下痢や軟便、もしくは便秘
  • 皮膚がカサカサ、アレルギーを発症した
  • 毛艶が悪く、毛並みがぼさぼさ
  • ウンチのニオイがきつい
  • 最近体臭がきつくなった
  • 食糞してしまう

これらは腸が悪化することで愛犬に出やすい症状や行動です。

もし当てはまるものがあれば腸内ケアを考えた食事を考えたほうが良いでしょう。

腸内ケアに最も良いのは善玉菌を増やすプロバイオティクス食品を愛犬に与えることです。

こちらについては犬が長生きするには胃腸状態がカギ!?も参考にしてみてくださいね。

 



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