犬の健康チェックで病気を早期発見しよう

動物は自然界で弱っているのがわかると襲われるということがわかっているため、

遺伝的に病気の痛みやつらさに強いといわれています。

なるべくいつもと変わらないようにするため、

飼い主さんが異変に気付き難いのです。

 

実は私のポメさんも子宮に腫瘍ができてしまい手術をしたのですが、

別の理由で医者に診察してもらい、偶然発見してもらうまでは気づきませんでした。

食欲もありましたし、普通に遊ぶことはしていたのです。

 

しかし当時の写真を振り返ると今と表情が違うことに気付きます。

愛犬に異常がある場合、何かしらの変化が起るということです。

 

病気の時 正常時

左)子宮に腫瘍ができていた時期の写真

右)術後、回復してきたときの写真

 

そこで、日頃から行える愛犬の身体チェック方法をまとめました。

症状をチェックすることで病気の早期発見に役立つと思います。

日頃から愛犬の正常な状態を記録しておくと、変化をみつけやすいとおもいます。

目をチェックする

目に輝きがあり、適度に潤って澄んでいるかみます。

まぶた、瞳孔、白目、結膜などをチェックします。

以下の症状には注意が必要です。

  • 眼球が乾いてみえたり
  • 涙が多い
  • 眼の色がいつも違う
  • 瞳孔の大きさが違う
  • 目が充血している

顔をみる

 

耳をチェックする

皮膚が滑らかで臭いやキズがないかチェックします。

清潔で乾いており、痛みもないはずです。

以下の症状には注意が必要です。

  • キズやかさぶたがある
  • 赤く腫れている
  • いつもと違う臭いがする
  • 分泌物がおおい
  • 痒がってよくかいている
  • 痛みがあり、いやがる
  • 耳の後ろに毛玉ができている(かいている可能性)
  • 頭をしきりにふる

 

鼻をチェックする

健康な鼻は適度に湿っています。

以下の症状には注意が必要です。

  • 乾いている
  • 分泌物が出ている
  • 出血をしている

 

口をチェックする

歯石だけでなく、歯肉、舌の表面・裏面、喉の奥などをチェックします。

また歯肉を指で押して、色が白からピンクに戻る時間を見ます。

正常なら1~2秒です。

以下の症状には注意が必要です。

  • 出血がある
  • 口臭がすごい
  • よだれが多い
  • できものやキズがある
  • 痛みを感じている
  • 歯肉を押してもピンクに戻るのが遅い
  • 舌が普段より青白いか紫になっている
  • 舌が普段より乾いている

 

口周りの症状をみる

呼吸の回数や口に関する症状をみます。

以下の症状には注意が必要です。

  • 暑くないし、運動もしていないのに呼吸が荒い
  • 咳やくしゃみが止まらない
  • 頻繁に嘔吐を繰り返す(たまになら大丈夫です)

 

腹部をチェックする

肋骨の後ろ側から両手で優しく触れていきます。

以下の症状には注意が必要です。

  • 痛がる
  • 極端に腹部がふくらんでいる

犬の腹部

 

皮膚をみる

皮膚に対する犬の行動を見ます。

以下の症状は注意が必要です。

  • しきりにかいている
  • しきりになめている
  • しきりにかんでいる

 

四肢の動きをみる

きびきびとした歩様で軽やかに歩いているかみます。

以下の症状は注意が必要です。

  • 足の運びが緩慢
  • 地面への足の着地の仕方がおかしい
  • 歩き方がおかしい
  • 歩くのを嫌がる

 

足の裏をみる

肉球の状態などを見ます。正常ならひんやりしています。

以下の症状には注意が必要です。

  • 普段より熱をもっている
  • 足の裏をしきりになめている

足の裏

 

肛門をみる

肛門周りはきれいで排泄物の汚れがなく清潔かみます。

以下の症状には注意が必要です。

  • 肛門やお尻をズリズリとひきずっている
  • 排泄物の汚れがある
  • 排泄直後に分泌物がある

 

排泄の具合をみる

肛門の状態とあわせて排泄物の状態や回数などをみます。

以下の症状には注意が必要です。

  • 普段と色やにおいがちがう
  • 食事がかわらないのに、下痢や軟便が続く
  • 排泄物に血が混じっている
  • 尿の回数がおおい
  • 尿の回数が極端に少ない、もしくは無い

 

様子をチェックする

いつもと違う様子がないか、全体的にチェックしていきます。

以下の症状には注意が必要です。

  • ぐったりして、元気がない
  • 発作をおこした
  • 痙攣をおこした

 

ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに病院へ

以上が愛犬の身体チェックをするポイントになります。

すこしでも異変を感じたら直ぐに医師に相談したほうが良いでしょう。

 

例えば私のポメさんの場合、振り返ると

やたらとぐるぐる回っている行動をとっていました。

どうやら痛みをがまんするための行動だったらしいです。

 

また、犬の手術は保険がきかないため、高額治療になることがほとんど。

(私の場合、結局2回の手術で70万ほどかかりました。。。)

いざというときに備えてポメラニアンにあったペット保険も検討するべきです。

 

症状から読み取る病気の推測については以下の記事をご参照ください。



 



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