ポメラニアンの病気 – 老年期 –

人も動物も老年になってくると病気は付きものです。

犬と暮らすうえで覚悟が必要なのは、

シニアになったときでも根気よく世話をすることだと思います。

ポメラニアンのたそがれ

私のゴマさんも丈夫なほうですが、

やはり年齢を重ねるにつれて、病気も発症しました。

 

だからこそ、飼い主さんは犬の病気の予備知識をしって、

正しく対処する必要があるかと思います。

 

ここではポメラニアンの老年期に見られる病気についてまとめました。

ちなみにポメラニアンの場合、

9歳以降からシニア世代とくくられています。

 

心臓病

一般的に小型犬ほど心臓病にかかりやすいと言われています。

その中でも特に多いのが僧帽弁閉鎖不全症です。

これは心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が老化により変形して、

心臓収縮の際に、血液が逆流してしまう病気です。

 

初期症状としては、散歩で疲れやすくなったり、

明け方や夜中に咳をするようになる、息づかいが荒くなる、

舌が白っぽいなどがあります。

 

実は我が愛犬ゴマさんもこれにかかってしまいました。

前兆として、散歩中おすわりして動かなくなってしまったり、

咳き込んで、ちょっと吐いたりすることもありました。

別の病気でかかり付けの医者にいった際に、

この症状が見られていると指摘を受けて気づいたのです。

 

心臓病サポート用のエサにしたり、激しい運動をさせない、

あまり高カロリーなのもを食べさせないなどで対処しています。

でも食いっぷりはあいかわずものすごいですけど(笑)

 

もし思い当たる節がある場合は、症状も確認しながら

一度医師に診てもらうと良いかもしれません。

 

白内障

これは人間にもある病気ですが、

目の中にある水晶体が白く濁ることで視力が低下・失明する病気です。

 

ポメラニアンは先天的なものが多く、進行性網膜委縮により白内障を起こします。

単なる老化現象の核硬化症と誤判断してしまう飼い主さんもいるので、

医師に診てもらうのが一番です。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺のホルモン分泌が低下することで起こる病気です。

主な症状は、元気がなく動きが鈍くなったり、寝ていることがおおくなる、

それほど食べていないのに太っている、夏場なのに寒がる、

脱毛といった現象が見られます。

 

免疫介在性や遺伝的なものが多く、ゆっくりと進行する病気なので、

早期発見・治療が重要になってきます。

すこしでもおかしいなと思ったら、医師に診てもらいましょう。

 

副腎皮質機能亢進症(クッシング)

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで起こる病気です。

食欲が旺盛で沢山食べる、水とよく飲む、肥満、

おなかがぽこっと出ているなどがあります。

 

人間と同様に老犬になれば食欲は落ちるのですが、

もし落ちない、むしろ高くなっているなら疑ったほうが良いかもしれません。

 

ポメラニアンは正常でも副腎皮質ホルモンが高い犬種です。

老年になればさらに高くなる傾向にあるので、

病気になる可能性が高いといえます。

 

気管虚脱

これはもっとも命に直結する病気なので注意が必要です。

口から肺までの空気の通り道である気管がつぶれてしまい、

咳や呼吸困難を起こす病気です。

 

ポメラニアンの場合、心臓病による2次的な、

後天性で発症することが多いです。

 

命にかかわるため、

妙に苦しそうにしている、息遣いがあらい、よく吐くなど症状があったら、

すぐに医師に診てもらう必要があります。

 

一緒に暮らすことの心構え

以上が特に老年期に注意したいポメラニアンの病気になります。

犬を飼うことは決して楽ではありません。

楽しいことばかりでなく、心配や苦労することがあるのも事実だと思います。

特にシニアになってくるとそうなります。

 

でも、その分、犬にも深見が出てくるというか、

家族と長く一緒にいるので、感情がすごく繋がってコミュニケーションも取れるし、

苦労以上に、楽しさや感動、元気をいっぱいもらうことができます。

まさに犬が人間の気持ちを理解してくれているのです。

 

この醍醐味はやはり飼ってみなければ味わうことはできません。

現代は動物医療も進歩しているので、

かなり治療や症状緩和もすることができますので、

末永く愛犬と仲良く暮らしていきましょう(#^.^#)

 

 



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