犬とドライブにいくときに覚えておきたいこと
ワンちゃんを飼ったら色々なところに連れて行ってあげたい、
色々なものを見せたいと思ってしまうもの。
特にアクティブなポメラニアンにとっては、色々なところに出かけるのは大好きです。
(ポメラニアンの性格については、
をご参照ください。)
移動する手段は主に、公共機関か車の移動になると思いますが、
私の場合は今のところ車しかありません。
周りを気にしなくて良いのと自由に行ける分、どうしても車を選びたくなります。
こういった飼い主さんは結構多いのではないでしょうか。
そこで今回は犬とドライブに出かける際のポイントをまとめてみました。
暴れ出す、飛び出す危険!基本はゲージ内がおすすめ
ワンちゃんを車中に自由にさせた状態で乗せている飼い主さんをみかけますが、
ワンちゃんは予測不能な行動をとることがあります。
もちろん運転というものを理解できませんから、最悪運転席に邪魔して、
思わぬ事故になる可能性もあります。
アメリカでは、2009年、犬を車中に自由にさせた状態で乗せたことによる、
死亡者は5474人、負傷者は44万8000人にも上ると言われています。
また後部座席でも、小型犬は体が小さいため、発進、ブレーキ、曲るなどの
動きに体が持ってかれることもしばしば。
そういった点からもゲージ内で運ぶ方が安全といえます。
そのため、まずはゲージでおとなしくできるしつけを行う必要があります。
しつけの方法は、
の記事にのっていますので参考にしてみてください。
ただ、ゲージでなく、お外を見せたい!という飼い主さんもいると思います。
その場合は、後部座席全面に敷けるシートと、
ウインドウの開いている部分に柵を設置できる道具もあるので、
それらを使用すると良いと思います。
あまり好きでないワンちゃんが多い
犬にとって車中は異空間です。日常生活にない音や振動、においがあるため、
ほとんどの犬がそわそわするはずです。
そのため、始めのうちは車に慣らしていくところから必要になります。
まずは停車した状態の車中で落ち着くまで、慣れさせると良いでしょう。
1回2回では難しいかもしれないので、車中に入れても、
そわそわしないレベルまで繰り返し慣れさせます。
飼い主さんも愛犬をなでるなどリラックスさせてあげます。
慣れてきたら、次にアイドリング状態で同様に慣らしていきます。
長時間のドライブ前はご飯を少なめにするのも
長時間の場合、ワンちゃんは酔ってしまう可能性が高くなります。
そのためいつも通りのごはんの量を食べさせてしまうと、
より気持ち悪くなってしまいます。
ドライブの予定がある場合は、いつもより少し少なめにご飯を与えるようにしましょう。
短いドライブから始めよう
アイドリング状態に慣れてきたら、今度は短めのドライブにでかけましょう。
5分、10分と徐々に時間を増やしていきます。
ワンちゃんは体が揺られやすいため、人間よりも乗り物酔いをしやすいといわれています。
できる限り、ゆったりとしたドライブを心掛けると良いです。
行先を犬が喜ぶ場所にして楽しい経験を
ワンちゃんにとって初めにどのような経験をしたか、どのような経験を積んできたかは、
凄く重要な要素になります。
はじめから病院などの嫌なところや、苦手な場所に繰り返し連れてかれると、
犬にとってはつらい記憶が積み重なり、ドライブが嫌いになりかねません。
はじめのうちは公園などに出かけて、
そこでワンちゃんとたっぷり遊んであげると、良い記憶が積み重なります。
ワンちゃんのなかで楽しいものと認識されれば、喜んでドライブにでかけるようになるでしょう。
しつけと基本的な考え方は一緒ですね。
絶対に車中に取り残さない
絶対にやってはいけないのが、暑い日に車中に犬だけおいていくことです。
当然のことながら熱中症になり、最悪死んでしまいます。
特に小型犬の体では5分もたないと思ったほうがよいです。
ちょっとコンビニまでの気のゆるみが悲劇を招くことにもなりますので、
必ずワンちゃんも一緒に連れて言ってあげましょう。
定期的に休憩と新鮮な空気を
ワンちゃんは思っている以上に車の移動は負担になります。
揺れによる気持ち悪さや、車内の空気のよどみ、騒音など様々です。
そのためできれば小まめに最低でも2時間おきに、外に出て休憩させましょう。
最近ではサービスエリアにドッグランを併設しているところもありますので、
少し遊ばせるのもよいかもしれません。
また車中の空気の入れ替えもマメに行います。
とくにタバコは犬にとってはきついので、吸わないようにします。
あると便利!ドライブグッズ
愛犬とのドライブを快適にするためのグッズもいくつか売られており、
準備しておくと、愛犬の負担を和らげたり、安全性が高くなります。
ドライブボックス
ドライブボックスは蓋のない布製の箱に愛犬を入れて運ぶためのグッズ。
シートのヘッドレストの部分にひもをひっかけて固定することで、
ボックスを固定することができます。
犬は何かに囲まれていると安心するものなので、
暴れなくなったり、ストレスの軽減、安全性の向上につながります。
折りたためるものが多く、小型犬から中型犬用までいろいろな大きさが売っています。
ドライブシート
ドライブシートは自動車の座席を覆うようにシートをかぶせて、
その上にワンちゃんを座らせるタイプのグッズです。
車が汚れにくいのが利点で、助手席用、後部座席用があります。
ただ、愛犬の固定感はなく、ブレーキなので座席の間に横転してしまう危険があるのが難点。
最近では前座席のヘッドレストと後部座席のヘッドレストの間で固定し、
後部座席の席の間の部分をシートで覆ってなくしてしまうタイプのシートもあります。
これだと、落ちる心配もなく、安全性が増すのでおすすめです。
ドライブハーネス
ワンちゃんの胸元からお腹までを布製のジャケットで覆い、
シートベルトに固定して使うグッズです。
人間がシートベルトをしているのと同様の効果があるため、
最も安全性が高いグッズでしょう。
ワンちゃんの体全体で支えるため、ブレーキなどしても体への負担は少ないです。
携帯用水筒
携帯用水筒は蓋の部分にスポイトがついており、
ストローで飲むような感覚で愛犬にお水を与えることができるものです。
例えば車中で長時間いなければいけないとき、
こぼさないで愛犬にお水を飲ませてあげることができます。
愛犬お気に入りのおもちゃなど
愛犬の気持ちを少しでもリラックスできるように、
普段から使い慣れているおもちゃやぬいぐるみなどを持っていくのもよいでしょう。
犬はニオイによって安心することができるので、
車の中にあるだけでも違ってきます。
色々なところに出かけて思い出づくりを
以上が犬とドライブするうえで、注意したいポイントでした。
車になれることができれば行動範囲も広がり、色々なところに出かけることができます。
沢山の経験を共有でき、必ず素敵な思い出になると思いますので、
是非とも愛犬と素敵なドライブにでかけてみてください。