愛犬の散歩を楽しくするために、気持ちを知ろう!

犬にとって食事と同じくらい楽しい時間と言われているのが『散歩』です。

うちの愛犬もリード持っただけで、玄関までダッシュして嬉しそうにしっぽをぶんぶん振っています(笑)

 

そんな散歩の時間ですが、散歩中に愛犬は様々なシグナルを使って私たちに何かを伝えようとしてきます。

このシグナルを理解できると、愛犬の気持ちがよりわかるようになり、散歩がもっと有意義な時間になります。

愛犬との散歩

どうして動くものを直ぐに吠える、追いかけようとする?

散歩中他の人や犬、車や自転車など、動くものを見ると吠えたり直ぐに追っかけようと、

リードをぐいぐい引っ張られた経験はありませんか?

これは犬に備わっている狩猟本能があるからとされています。

 

特に ビーグル、ダックスフンド、フォックスハウンドなどハウンド(狩猟)犬種と呼ばれる犬達は、

獲物を粘り強く追いかける本能があるので、この傾向が強いです。

 

ではポメラニアンは?というと狩猟本能というよりは『興奮しやすい気質だから』というほうが強いでしょう。

ポメラニアンは本場ヨーロッパの貴族の間では、異変に気付くと吠えるという番犬としての役割をさせていたところも多く、

そうした小さな異変にもすぐに気づき知らせることに長けたポメラニアンを子孫として残してきたため、

他の動くもの(厳密には音)に敏感に反応してしまう傾向が強いようです。

 

なので当の本人たちは、

『俺は今仕事しているぜ!』とか『ひゃっほーい!遊ぼうよ!』とか『飼い主さん!変なのきたよ!やばいよ!やばいよ!』的な感覚なので、

悪いことしているつもりも無く叱ったところでよくわかっていません。

行動を直すには適切なしつけが必要になります。

しつけ項目についてはこちらをご参照ください

 

どうして地面で背中をこするの?

草むらや砂地などに行ったときに、愛犬が急に仰向けになって背中をこすり始めた経験は無いですか?

毛が汚れるからやめてほしい(汗)と思うこともあるかもしれません。

この行動には諸説ありますが、散歩中の場合は興奮したり嬉しい時にする行動のようです。

まさに嬉しさを全身で表現しているわけですね!なので止めるのはちょっと可愛そうかもしれないです。

 

ちなみにシャンプー後の行動の場合は、体臭をカモフラージュするためにおこなうようです。

犬の体臭は個々のアイディンティティを示す大事な情報源なので、それが消えるのを嫌がるんです。

 

身体をふるふると振るわせるのは?

愛犬が全身を振るわすように動く姿を良くみると思います。

濡れたときなどよくしますが、散歩中の場合は何らかの原因でストレスを感じたときにリセットする意味合いで行います。

人間でいうところのストレスを感じた時のあくびや背のびといった行動に近いです。

知らない人や犬が来て緊張した~、気に食わない散歩コースでイライラした~などが主です。

スキンシップをしてリラックスさせてあげると良いかもしれません。

他にも不安な時のメッセージは沢山ありますので、参考にしてみてください。

 

他の犬の前で急におしっこした!

知らない始めての犬と遭遇したとき、おしっこをしてしまう犬がいます。

縄張りを示すため?と思いがちですが、逆で場を和ましリラックスしようぜ!という行動です。

これから仲良くなろうという姿勢なので、威嚇とかではありません。

 

他の犬のおしりを嗅ぐのですが・・・

これも他の犬と会った時にしやすい行動ですが、相手の情報を確認している行動です。

肛門腺から出るニオイは犬の個体情報の宝庫で、いわば名刺交換しているような場面になります。

やめさせようとする飼い主さんがいますが、相手が嫌がっていないようならしばらく静観しましょう。

 

注意したい!突然立ち止まるのはなぜ?

散歩中急に犬が立ち止まって動かなくなることがあります。

これは散歩コースが不服だったり、気になるニオイや音がある場合も立ち止まりますが、

注意しなくてはならないのが、心身や精神的不調による場合です。

 

ポメラニアンに多い僧帽弁閉鎖不全や脱水気味、疲労などで歩くのが苦しい状態

怖い思いをした、怖いニオイや音があるなど精神的な恐怖を感じている状態でも立ち止まります。

大切なのはリードを引っ張って無理やり歩かせないこと。

特に病気の場合、悪化させる原因になるので、息をハァハァして苦しそう、よだれが多いなど、

注意深く観察して必要なら散歩は終了しましょう。

 

散歩に行ってもなかなか排泄してくれない

犬の散歩を排泄目的で行う飼い主さんが結構多いと思いますが、中々してくれなくて困ったことはありませんか?

これは排泄後に散歩を直ぐに終了するといった飼い主さんの行動により、

犬が『排泄すると楽しい時間が終わってしまう』と我慢している行動とされています。

 

犬の散歩の目的は決して排泄のためでは無く、ストレス発散、飼い主・他の生命とのコミュニケーション、

外部刺激による知育、運動のためです。

散歩=排泄させる癖では無く、できるかぎり排泄は散歩前に済ませておくことが理想です。

飼い主さんもおしっこや糞処理をしなくても良いので、楽になります。

 

散歩は犬にとって、ものすごく楽しいこと。

是非素敵な時間にしたいものですね!

 

 



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