犬がインターホンで吠えるのをやめさせるには?
愛犬の吠え癖で悩むひとで多いのが、インターホンで吠えてしまうことです。
私も経験がありますが、ピンポーンという音がなったのと同時に、
例え寝ていても吠え続けます。
時にはインターホンで会話できないくらいうるさいときもあるので、
何とかしたい飼い主さんが多いのではないでしょうか。
そこで、インターホンで吠え癖をやめさせる方法についてまとめました。
愛犬がなぜインターホンで吠えてしまうのか?
なぜインターホンの音で吠えてしまうのかは、犬によって違います。
- 『変な奴がきたぞ!!』と威嚇する意味合いで吠える
- 『お客様だ!やったー!!』と興奮して吠える
- 『誰か来たよ!』と飼い主さんに知らせる仕事と捉えて吠える
といった理由はざまざまですが、
『チャイムの音=誰かが来る』と覚えてしまっているため、
これを直すには時間がかかることを覚えておきましょう。
根気と時間が必要ですので、焦らずしつけていくことが重要です。
吠える動作を他の動作をするようにしつけていく
インターホンに吠えないようにするには、
愛犬が吠える動作の代わりにする動作を教えてあげることがゴールになります。
例えば、オスワリをして大人しくしてもらう、ハウスに入るようにするなどです。
しかし、いきなりこのことを教えるのは難しいため、その前の準備があります。
どの段階で吠えるのかを分析する
上記であげたように吠える理由も様々ですし、その『きっかけ』にも色々あります。
そのきっかけにより『誰かが来る』という条件付けがされているので、
きっかけに慣らしてあげることで治まることがおおいです。
インターホンが鳴って、来客に会うまで主に以下のステップに分けることができます。
- インターホンが鳴る
- 飼い主さんがインターホンを見る
- 何か言葉を発して、飼い主さんが立ち上がる
- 受話器を取ろうとする
- 受話器に耳を当てて話始める
- 部屋のドアを開ける
- 玄関に進む
- ドアを開けて、来客に応対する
実際に来客がきた前提で、シュミレーションしてみると良いです。
まずはインターホンを鳴らさないで、2~8の動作までを行います。
吠え始めたタイミングが愛犬の『きっかけ』になります。
もしもインターホンがキッカケなら音を変えてみる
もし吠えなかったら、今度はインターホンを鳴らしてみましょう。
その音で吠えたなら、飼い主さんの動作でなく、音がきっかけなので、
インターホンの音を変えてみましょう。
新しい音にしたら、慣らした瞬間に、愛犬にご褒美を上げます。
こうして『新しい音=良いこと』と関連付けを行い、
続けてオスワリやハウスといったしつけを組み合わせて、
ご褒美を与えることで、静かにしておくことができます。
もちろん吠えてしまったらご褒美はあげません。
2~8のうち、きっかけが判明したら
この場合、インターホンの音ではなく、飼い主さんの動作がきっかけになっています。
その動作を判明することができたら、その動作の直前にフードを地面にばらまきましょう。
『飼い主さんが動作をする=ご褒美がもらえる』と関連付けがされ、
吠えずに飼い主さんのもとへやってくるようになります。
大事なのは動作の直前です。吠えてからエサを与えてはいけません。
また、エサを食べ終わりそうなら、来客の対応が済むまでの間、エサをばらまき続けます。
きっかけの動作に吠えずに近づくようになってきたら
徐々に繰り返していくうちに、
きっかけの動作になると飼い主さんに近づいてくるようになります。
そしたら、次は吠える動作の代わりになる動作を教えてあげ、
その動作をすることで良いことがあることを教えていきます。
近づいてきたら、オスワリの号令をだして、
愛犬がちゃんとできたら十分に褒め、ご褒美を与えましょう。
この際、マットなどを設置して所定の位置に座らせることを教えると、
愛犬はより関連付けしやすくなります。
オスワリができたら、つぎは来客対応が終わるまでマテの動作です。
玄関に進みながら、マテの号令を出し続けます。
戻ってきても待っていられたら、十分に褒め、ご褒美をあげましょう。
ハウスも有効
長時間の対応にも愛犬が落ち着いてあげられるよう、
ハウスに入ることを教えてあげるのも効果的です。
これには事前にハウストレーニングを教える必要がありますが、
もしできるなら、『きっかけの動作=ハウスに入る⇒ご褒美がもらえる』
の条件付けを行っておくと安心です。
近づいてきたらハウスの号令をだし、入ってもらいます。
そこで褒めてご褒美をあげ、扉をしめましょう。
また落ち着けるよう布をかぶせるのも良いです。