犬を飼う時の生涯費用はおいくら?

犬を飼うときに、または飼い始めてから継続的にかかる費用が

気になる方は沢山いらっしゃると思います。

当たり前ですが命をあずかるわけなので、

それなりの費用は覚悟が必要だと思います。

 

事前にどういう費用がかかるのかイメージできれば

今後の家計のプランにも役に立つかと思いますので、今回まとめてみました。

 

犬を飼うときにかかる費用 犬の値段+5万程度

子犬の犬種によっても違いますが、10万~30万円が相場になっています。

それ以外に、サークルや食器、おもちゃなど必要アイテムをそろえると約2万、

畜犬登録、予防接種、健康診断にも最低で2~3万円はみるべきです。

 

畜犬登録は生後90日以上に犬の飼い主に義務付けられています。

保健所か役所でおこなうことができ、費用は3000円程度です。

 

1年間の飼育費用は?

では次に1年間でどのくらい費用がかかるのでしょうか?

下記は大手ペット保険会社、ペット総研、一般社団法人ペットフード協会のデータをもとに、

飼い主さんが実際にかかった費用の平均値と平均寿命の結果です。

犬の1年間平均飼育費用グラフ

超小型犬(2~3Kg以下)15.7歳
小型犬(3~10Kg以下)14.7歳
中・大型犬(10Kg以上)14.0歳

愛犬を飼った場合、主にかかる費用に以下のようなものがあげられます。

  • フード、おやつなどの食事代
  • ペットシーツなどの消耗品
  • グルーミンググッズ、歯磨きなどケア用品
  • 予防接種を含めた医療費・保険料
  • トリミングやカットなどサロン代
  • ペットホテルやペットシッター、ドッグランなどレジャー・シッター代

が挙げられます。

調査結果からこれらの費用にかかる1年間の合計は24万5519円とかなりの高額になります。

愛犬の平均寿命は14~15歳なので、

生涯費用は343万7266円~368万2785円になる計算になります。

ただし、これはあくまで平均値になりますので、

これより安いこともあれば、予想外の出費で高くなる可能性も十分にあります。

 

ペットフード代、おやつ代

飼育費用で最も定期的にお金がかかるのが、ペットフード代、おやつ代でしょう。

最近ではペットフードは大変種類が豊富になっており、

値段もピンからキリまでいろいろあります。

なので、費用を抑えようと思えば平均値よりも安くすることが可能です。

 

ただし安価なペットフードはその分、栄養価や安全性に疑問符の声もあります。

愛犬の健康を考え、高栄養価・無添加のドッグフードを与えるとなると、

おのずと出費は多くなります。

 

日用品代

ペットフード・おやつ代と並んで定期的にかかってくるのが、

日用品や消耗品代です。

トイレシーツやグルーミングセット、リードや首輪、シャンプー・トリートメントなど、

生活に必要なものが小まめに出費としてあります。

またおしゃれのほか、寒さ対策や紫外線対策として犬用のお洋服を着せる飼い主さんも増えています。

 

春にかかる予防接種の費用

医療費の中で必ずかかるのが年に1回は行われる予防接種です。

毎年春には狂犬病予防接種が義務づけられ、

合わせて感染症やフィラリア予防接種、健康診断、ノミ・ダニの予防薬などかかります。

目安として、

  • 狂犬病予防接種 3,000円程度
  • 感染症用混合ワクチン 8,000円程度
  • フィラリア予防薬 13,000円程度
  • 健康診断 4,000円程度
  • ノミダニ予防 13,000円程度

です。予算として3万円~5万円は見ておいたほうが良いでしょう。

 

トリミング費用

トリミングは飼い主さんの意向になりますが、

実施する場合5,000~10,000円でみておくとよいでしょう。

通常夏場などに毛を短くするために行く方が多いです。

トリミングは被毛をカットするほかに、爪切りや肛門腺のお手入れなども含まれますので、

グルーミングを苦手な飼い主さんには特に頻繁に利用することになるでしょう。

 

トリミング・グルーミングともに皮膚病予防・肛門系の病気予防・ケガ予防になるため、

ここはしっかりと費用をかけたいポイントです。

 

去勢・避妊手術

不要な交配や気性の改善を目的に去勢や避妊施術をされる方もいます。

国で定められた金額はなく、病院の判断になりますが、

去勢手術は1~2万円、避妊手術は3~4万円を見ておきます。

 

病気やけがによる入院や手術

特に老年期に入ってくると犬も病気やけがをするようになります。

動物には自治体の保険負担はなく、自費治療となります。

病気やけがの規模によりますが、最低5万円、

ヘルニア手術になると20万円ほどかかります。

ちなみに私のポメも、子宮の腫瘍と心臓病治療で20万ほどかかりました。

 

おそらくほとんどの犬が何かしらの理由で病院のご厄介になります。

心臓病、腫瘍、骨折、ヘルニアなどなど・・・

高額な治療費になりかねないので、

その場合はペット保険を利用すると良いでしょう。

出費を抑えることができ、いざというときに安心です。

詳しくはペット保険の必要性と選び方を参照ください。

 

しつけのトレーニング費用

犬をプロにしつけてもらう場合、しつけ教室や出張サービスを使うことになります。

1回あたりの相場は4000~5000円で、10回から15回ほど必要になるので、

大体5万程度、長期になると15万程度見ておく必要があります。

 

ただポメラニアンの場合、賢い犬種ですから、

生後早いうちから飼い主さんがしっかりとしつけを行えば問題ないかと思います。

子犬のしつけ方については、

を参考にすると、理解が深まるかと思います。

どうしても直したい行動がある場合のみ、

トレーニングを利用を考えると良いのではないでしょうか。

 

ペットホテル・シッター代、レジャー代

愛犬とどこかけお出かけしたい!という飼い主さんが増えており、

そのためのペットホテル代やドッグラン・施設利用料などが、

一定量の出費となることもあります。

 

また逆に人間だけで旅行に行きたいなどの理由から、

預けるためのペットホテルやペットシッター代がかかることも。

これらの費用は愛犬と後々どのようなライフスタイルを描きたいかで変わってきます。

 

しっかりとした予算を

犬は生き物ですから、予想外の出費は発生するのは世も得ません。

しっかりと予算を見越して、月々の家計簿を見直して飼う必要があります。

他にも日本動物愛護協会が飼う前に考えてほしいことをまとめていますので、

一度チェックしてみると良いかもしれません。

 

 



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