犬の老化のサイン(身体の変化編)

犬も高齢になってくると、身体に色々な変化が出てきます。

ポメラニアンの場合、高齢の病気などを除いては、

最後まで元気でいられるケースが多いですが、

それでも老化の現象は見られます。

ここでは老化による身体の変化で代表的なものをまとめました。

シニアなポメラニアン

老化がくる順番は?

一般的に犬の場合、聴覚、視覚、嗅覚の順番で衰えてきます。

そのほか、小型犬は心肺機能が低下して、疲れやすくなる、

胃腸が弱くなり、おなかをこわしやすくなったりします。

 

外部の体の変化

物によくぶつかるようになる

目の視力が低下したことが原因です。

犬には老眼というものはなく、白内障が主な原因です。

玩具を見失うなど、変化が見られます。

 

音が聞こえづらくなる

聴力が低下することで、名前を呼んでも反応しない、

飼い主さんが帰ってきた音に反応せず、

寝たままになったりします。

 

白髪が増えてくる

目や口の周り、ひげなどの毛から徐々に白くなり始めます。

身体全体に白髪が混じるようになったり、被毛が退色したりします。

 

被毛や皮膚に変化があらわれる

被毛の毛ヅヤが悪くなったり、パサついたりします。

また場合によっては脱毛がおこったり、皮膚にシミなどが見らえることもあります。

もしも、シミが大きい、しこりなどが見られる場合は、

病気の症状や腫瘍の可能性もあるので、獣医師に相談します。

 

背骨など全体的に姿勢まるくなってくる

頭が下がっていたり、背中が丸くなっている、

しっぽが下がっていたりなど、全体的に丸くなって歩くようになります。

関節の病気や内臓機能が低下している可能性もあるので、

気になるようなら獣医師に相談しましょう。

 

しっぽを振らなくなる

以前ほど頻繁にしっぽを振らなくなったり、

ものすごい振り幅や速度で振らなくなることがあります。

 

おしりが小さくなる

腰まわりの筋肉がおちてくるので、おしりが小さくなります。

次第に後ろ足の幅が狭くなり、歩くときに足がもつれるようになります。

 

体重量が増減しやすくなる

年を取るにつれ、新陳代謝低下による肥満か、

消化機能の低下により痩せてくることがあります。

高齢犬の食事を心がけ、増減が極端または嘔吐や下痢など症状が見られたら、

獣医師に診察してもらいましょう。

 

顔の表情がかわる

全身の筋肉が衰えていくことで、顔の表情も変わっていきます。

口元やまぶたがたるんだり、頬がこけたり、目を細めたりします。

 

内部の体の変化

気管が狭くなる

年を取るにつれて、気管が楕円形になり細くなります。

ポメラニアンは気管虚脱にもなりやすい犬種なので、

呼吸が荒くなっているときは獣医師にすぐに相談しましょう。

また、日頃から首輪でなくハーネスを使用して対策します。

 

ごはんの未消化による下痢と栄養の吸収力の低下

様々な臓器の機能低下がおこり、

消化器系は、消化酵素の分泌がすくなくなることで、

消化ができなかったり、吸収率が下がることがあります。

 

また消化不良だけでなく、ストレスや身体が冷えることでも、

お腹をこわしやすくなり、下痢または軟便になりやすくなります。

一般的に痩せてくるので、症状をみて獣医師に相談しましょう。

 

歯が抜けやすくなる

歯周病から歯が抜けてしまうことがあります。

特に小型犬のポメラニアンは歯周病になりやすいので、

小まめな歯磨きは重要になります。

歯周病は口内だけでなく、

心臓や腎臓など臓器の病気を引き起こす原因になるので、

甘くみず、すぐに獣医師に相談しましょう。

 

体臭が強くなる

年を取るにつれて発するニオイも強くなってきます。

これは人間の加齢臭によるものではなく、

歯石による臭いか、内臓疾患による口臭が多いです。

口臭の異常は病気のサインでもあるので、

強くなってきた、または異様な臭いがしたら獣医師に相談しましょう。

 



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