犬が来客に吠えるのをやめさせるには?
愛犬を飼っていると、お客様や宅配便がくると、
突然吠えだしてやめないということは良くあることです。
直ぐにやめるならまだしも、ずっと吠え続けられると、
会話もままなりませんし、場合によっては来客を怖がらせてしまうことも。
できることなら、やめさせたい!という飼い主さんは多いと思うので、
今回、来客がきても吠えなくする方法をまとめました。
来客に吠える理由とは?
愛犬が訪問者に対して吠える理由はいくつか考えられます。
- テリトリーへの侵入者を追い出そうとして吠える
- 他人を警戒する恐怖や不安感から吠える
- 遊んでもらいたいという歓迎で、興奮して吠えてしまう
などがありますが、『来客=得体の知れない侵入者』という構図が、
愛犬にできているため、この構図を慣らすためのしつけが必要になります。
警戒心から吠える犬の場合
来客者と一緒に帰ることで侵入者と判断しなくなり吠えなくなることが多いです。
予め来客には近くに着たら電話をしてもらい、愛犬と一緒に迎えにいきます。
この際ご褒美のフードを忘れないように。
そして待ち合わせ場所に向かって来客に出会ったら、
来客におやつを渡して、愛犬におやつをあげてもらいます。
こうすることで『来客=良い人、良いことがある』と条件付けされます。
ただし、極端におびえる犬は他人が手を出すと怖がることもあるので、その場合は飼い主さんが褒めながらおやつをあげましょう。
そしてそのまま来客と自宅に迎い、来客に先に家に入ってもらいます。
続けて、飼い主さんと犬が入ることで、来客を侵入者とみなくなります。
宅配便や郵便を受け取るなら
宅配業者は地域によって担当者が決まっているものです。
事前に事情を説明して、近くにきたら電話してもらえるように頼んでみましょう。
できる限り玄関でなく、外で受け取るようにすると、吠え癖を予防することができます。
遊んでほしくて吠える場合
興奮した状態では絶対に来客に遊んでもらってはいけません。
来客に吠えることで遊んでもらえる!と学習してしまい、
より吠え癖が加速してしまいます。
オスワリなどを号令を出して、吠えられない体勢をつくり、
静かにできたらご褒美をあげるようにしましょう。
ハウスに入れるのも効果的です。
落ち着いたら来客に触れさせてもかまいませんし、
遊んでもらってもかまいません。
自宅でも吠え続ける場合
来客を自宅に招き入れてからも吠え続ける場合は、
恐怖心から吠えている可能性が高いです。
その場合、ご褒美を使用して警戒心を解いてあげる必要があります。
来客が席につくまでフードを与える
来客が入ってきたら、愛犬にご褒美を与え続けましょう。
来客には犬と目をあわさないようにして座ってもらいます。
エサをばらまく
次に飼い主さんがおやつを床にばらまき席につきます。
続けて、来客にも同じようにフードを遠くにばらまいてもらいます。
来客の近くでエサをばらまく
続けて来客に足元近くでエサをばらまいてもらいます。
この間も目線を合わせないように注意します。
手からフードを与えてもらう
慣れてきたら、今度は来客者から手でフードを与えてもらいます。
この際、手は愛犬が食べ終わるまで動かさないようにすると、
犬を怖がらせないで済みます。
来客の大きな動作のタイミングで上記の応用を
来客がトイレなどで席を立ったり、座ったりなど
おおきな動作をするタイミングで犬は吠えることが多いです。
そのため、このタイミングで飼い主さんがエサを与えることで、
来客の動作が気にならなくなってきます。
どうしても落ち着かない時はリードやハウスをつける
どうしても落ち着きがない愛犬には、リードをつけるのも効果があります。
リードにより犬が早く落ち着くことができますし、
不意の行動にも飼い主さんが制御しやすくなります。
またハウスを覚えているなら、号令をだして入ってもらうのも良いでしょう。
ハウスできたらご褒美をあげて、布などでおおってあげます。
以上が来客に対して吠えなくするためのしつけ方法です。