犬に対して褒めてしつけ上手になろう!

私が始めて犬を飼った頃、間違っていたしつけが『叱る』でした。

どうしても感情的になってしまったり、

愛犬が何を伝えたいのかわからないのでイライラして叱ってしまったのです。

 

ですが、叱るという行為は犬にとっては逆効果の場合がほとんど。

犬の問題行動をなおすには?原因と正しいしつけで詳しく取り上げています。)

犬は自分の有利、不利を察する力に優れていて、

何をすれば自分に良いことがあるのかを考えることができる動物です。

 

しつけも同様で、「飼い主さんの言うことを聞くことで良いことがある」と、

愛犬が学習すれば、どんどん覚えますし、

逆に辛いことばかりだと、逃げたり、恐怖になったり、問題行動に発展します。

しつけの基本は『褒めること』ということで、今回はそこに焦点を当ててまとめました。

ポメラニアンにご褒美

犬が喜ぶ基本はご褒美にあり!

愛犬が喜ぶことといえば、一番はご褒美です。

そしてどの種類のご褒美が喜ぶかは犬ごとに様々なので、

日頃から観察しておき、覚えておくことが大切です。

喜びのサインについては、

犬の気持ちをしって仲良くなる! – 好意・相手をなだめるサイン –

を参考にしてください。

 

ご褒美のランキングをつけておく

喜ぶご褒美の中でも、特に愛犬が喜ぶものがあるはずです。

例えばひと口におやつといっても、チーズよりささみの方が喜んでいるなど、

反応に違いがあるはずです。

特に何か問題行動を起こしていても、すぐにやめてしまうほどのご褒美は、

かなり効果的でしつけをスムーズにいく道具になります。

 

ご褒美の種類

ご褒美といっても種類は色々あります。

ここではいくつかの代表的なものをご紹介します。

 

おやつ

最も代表的なのはおやつです。

ただ、いつも食べているドックフードをおやつにすることは避け、

チーズやジャーキー、ビスケットなど特別なものを用意します。

 

スキンシップ

撫でてもらったり、抱っこしてもらったり、

マッサージしてもらったりすることを喜ぶワンちゃんもいます。

 

おもちゃ

犬にもおもちゃのお気に入りに違いがあり、

特に大好きなおもちゃはしつけの際のご褒美になります。

日頃はそういったおもちゃはしまっておいて、

しつけができたら、一緒に遊んであげたりするのが有効です。

 

沢山褒めてあげる

飼い主さんがいい子だね!と喜んで見せることが、

愛犬にとっても嬉しいことがおおいです。

 

散歩につれていってあげる

散歩は犬にとって、探索・行動欲求を満たせる大切なご褒美です。

何かしつけをして上手にできたあとに、

散歩に連れていってあげることも良いでしょう。

 

ご褒美とセットで褒める言葉をなげかける

愛犬が喜ぶご褒美がわかったら、しつけに使用していきますが、

その際、ほめ言葉もセットで付け加えることが重要です。

「褒め言葉→ご褒美」を繰り返すことで愛犬が、

『褒め言葉のあとには必ず良いことがある』と学習するため、

どのようなしつけでも、愛犬が良い悪いの判別をしやすくなります。

 

褒めたら必ず3秒以内にご褒美を挙げるようにしましょう。

間が空いてしまうと、何に対してのご褒美なのか犬が忘れてしまうからです。

 

また褒め言葉も統一して、色々な言葉を使わないようにします。

「いい子」、「ヨーシ、ヨーシ」、「good」など言葉は何でもよいので、

一度使い始めたら生涯その言葉に統一します。

犬は褒められたことが理解しやすくなるので、しつけが楽になります。

 

ご褒美のおやつ量は?

あまり大きいおやつを与えてしまうと、

それだけで満足してしまう可能性やカロリーオーバーで肥満になってしまいます。

犬は量よりも、回数で沢山もらえたと満足しやすい動物ですので、

1回あたりのおやつのご褒美は少量にします。

 

目安として小型犬なら小指の爪の3分の1くらいの大きさ、

大型犬は小指の爪の大きさぐらいを1回分とします。

 

時々ご褒美をあげるようにする

ご褒美を常にあたえるだけでなく、ときどきご褒美をあげるのも効果的です。

飼い主さんの言うことをしっかり聞けたらご褒美をあげると、

『次もまた良い子にすればご褒美がもらえるかも』

と愛犬は期待します。

そこで、一度ご褒美は無しにして、次の機会に通常の2倍あげるなど

ご褒美量に変化をつけてあげます。

 

ギャンブルにたドキドキ感を感じることができるので、

愛犬もしつけに意欲的になっていきます。

 

ご褒美はいつまで与えるの?

ご褒美はずっとではなく、徐々に量や回数を減らしていきます。

ただし、褒め言葉はずっとやり続けましょう。

減らすタイミングは愛犬が教えたことを覚えられたタイミングでおこない、

犬にパターンを見抜かれないようにランダムに抜いていきましょう。

 

アメとムチをつかってしつけていく

「褒める」と「ご褒美」は愛犬に『良いことは何か?』を認識してもらうのに有効です。

逆にしては『いけないことは何か?』を認識してもらうのにバツが必要になります。

とはいっても、体罰や過度に叱るといった行き過ぎたバツは、逆効果です。

 

一番良いのはご褒美をなにも挙げずに無視することです。

例えば吠えないようにしつけの場合、

ちゃんと吠えなかったときは褒め言葉とご褒美をあげます。

逆に吠えてしまった、吠えやまないときは、完全無視をするのです。

 

すると犬は吠えると吠えないのどちらがトクかを考え、

吠えないことが良いことであると認識できるようになります。

 

 



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