ポメラニアンとドッグショーに参加してみる

愛犬家にとって一度は聞いたことがあるのがドッグショーではないでしょうか。

ドッグショーで優勝した犬はなんだか凄いイメージがあります。

ドッグショーでは他の飼い主さん達との交流や、

たくさんのワンちゃんたちも見ることが出来るので、

犬好きの人なら楽しい場所といえます。

ここではドッグショーについてまとめてみました。

 

そもそもドッグショーとは?

ドッグショーは犬の品評会のことです。

各団体が定めている「スタンダード」と呼ばれるそれぞれの犬種基準をもとに、

それぞれの犬種の理想にもっとも近い犬を評価する目的で行われるものです。

犬種基準とはその犬種の姿形、能力、性質などを定めたもので、

犬種の特徴を保存していくために作られました。

 

どんなドッグショーがあるの?

ドッグショーはイギリスやアメリカが世界の中でも盛んな国ですが、

日本では、社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)と傘下のクラブが開催するものを含めると、

1年間に300回以上全国各地で開催されています。

 

その中でも、最大級の大会のひとつがFCIジャパンインターナショナルドッグショー」です。

JKC本部が総力を挙げて毎年1回春に開催するもので、

国内最大規模のドッグショーとして定着しています。

通常は250頭~500頭規模ですが、この大会では1500~3000頭になります。

毎年、4月の最初か、3月の終わりにの2日間に渡って開催されます。

 

ポメラニアン専門のドッグショーも

ここまで大規模だとちょっとしり込みしてしまいますが、

各地で小規模のものが定期的におこなわれています。

中にはポメラニアン専門のドッグショー(単一犬種展)もあるので、

初めての場合はこういうところから覗いて見るのも面白いかもしれません。

ジャパンケネルクラブのページにイベントスケジュールが掲載されているので、

確認してみると良いでしょう。

 

ドッグショーの種類を表にまとめてみました。

本部展ジャパンケネルクラブ(JKC)が主催するFCIアジアインターナショナルドッグショー。
アジア最大のドッグショーです。
FCI展全国14ブロック(北海道、東北、北関東、埼玉、東京、千葉、神奈川、北陸甲信越、中部、近畿、大阪、四国、中国、九州)の協議会が主催するFCIインターナショナルドッグショーです。
クラブ連合会展各都道府県のクラブが合同で行うドッグショーです。
犬種部会展JKC犬種部会が行うドッグショーです。各地でおこなわれます。
全犬種クラブ展各都道府県の全犬種クラブが行うドッグショーです。
グループクラブ展単一の犬種群(1~10グループ)のみのクラブ展です。
単犬種クラブ展一種類の犬種のみのクラブ展です。

 

ドッグショーの楽しみ方は?

参加して優勝を目指すことはもちろんのこと、美しい犬達を見学するだけでも面白いです。

大きい大会になると、1000頭以上の犬達が集まる為、その光景は壮観です。

好きに見て回るのも良いですし、大会本部などで購入できる出頭目録を確認しながら、

勝敗をおったり、応援する犬を決めるのも良いです。

 

また、FCI展などの大きなドッグショーにはペット用品の露店がたくさん出ます。

セール品で格安に売られているものがあったり、

ショー会場に足を運ぶのはブリーダーや目の肥えた愛犬家が多いので、

売っている物もなかなかペットショップでは見かけないグッズも置いてあります。

 

参加条件は?

自分の愛犬と参加しようとなった場合、参加条件があります。

JKC系列のドッグショーの場合、

  • JKCの会員様で、会費が有効であること
  • 出陳する犬は、その会員様の所有名義の登録犬であること
  • ハンドラー(ショーで犬を導く人)は本会クラブ会員ならびにその家族

が必須条件です。

このほか、早い時期から愛犬をドッグショーでハンドリングできるようにするため、

ショー用のリードをつけて歩けるよう訓練したり、

ショー用の特別な手入れ(トリミング)の必要な犬種の場合は、

その手入れ方法を学ぶなど、事前の準備がいろいろと必要になります。

 

審査基準

審査には触審により各部のチェックを行う「個体審査」と、

実際にリング内を走らせて体のバランスや歩様、

訓練度合い等を見る「歩様審査」に分かれます。

これらと犬種基準を踏まて6つのポイントに分かれます。

タイプ犬種基準に沿って、基準をどれだけ満たしているかチェックします。
クオリティー犬種の特徴や洗練度を見ます。
コンディション当日の犬の健康状態や精神状態をチェックします。
サウンドネスおびえたり過度に攻撃的であるなどの性格的欠陥、骨格や筋肉の状態、歯の噛み合わせなどの身体的欠陥があるかどうかみます。
バランス全体の調和が取れていて、一部分が他の部分の魅力を損なわしていないかどうかをチェックします。
キャラクター優秀なショードッグはその場にいるだけで華やぎを与えるもです。
何か光り輝くものがある、ひときわマナーが良いといった周りを魅了するポイントがあるかどうかチェックします。

 

出場準備

血統証の名義を確認する

多くの場合、愛犬の所有者名義が繁殖者のままになっていることがあります。

自分で愛犬をハンドリングしたい場合は、所有者を自分や家族にする必要があるため、

名義変更をおこないましょう。

変更しなくても参加はできますが、繁殖者の許可を得た上で必要事項を記入したり、

出陳クラスが「自家繁殖」になったりなど色々面倒です。

「自分の愛犬」の意味にするにも名義変更がベストです。

血統証の名義変更の仕方

血統証の裏面にある「名義変更届」の「新所有者記入欄」に、

ご自分の氏名と愛犬を所有した日、住所を記入し、捺印します。

ジャパンケネルクラブに連絡するなどして、最寄りの愛犬クラブを見つけます。

そして責任者宛に以下のものを送付します。

  • 血統証
  • 入会金(2000円)
  • 年会費(4000円)
  • 名義変更手数料(血統症発行から6ヶ月以内:1100円、6ヶ月以降:3200円)

ショー用リードとグルーミングセットを準備する

グルーミング(爪きりとか毛バサミとか)は普段から持っている人がいいですが、

ショー用のリードは持っていないと思います。

ネットなどでも通販できますし、実際にペットショップで試用しながら決めると良いです。

ハンドリングの練習をする

JKC発行の「ハンドリングマニュアル」などを参考に愛犬とハンドリング、

スタックとフリーステイの練習をします。

ショー会場で、愛犬と同犬種をハンドリングしているプロハンドラーの動きを見るのも勉強になります。

また、自分のハンドリングをビデオで撮影し、客観的に見るのも有効です。

クレート・トレーニング、知らない人になれる

ショー会場では狭いバリケンやケージで待機することになります。

静かに待っていられるように、きちんとトレーニングしましょう。

 

また、沢山の人たちと出合ったり、触れられたりするので、

吠えたり、飛びついたり、噛んだり、おしっこしないなど

知らない人でも落ち着いた状態でいれれるように慣れさせる必要があります。

健康管理、トリミングもしっかりと

病気では論外ですし、肥満犬もマイナスポイントです。

常に犬種それぞれの理想体重と筋肉を維持できるように、食事と運動に気をつけます。

また美しくいられるよう、毎日のトリミングもかかせません。

準備する道具

  • ショーリード
  • 衣装と靴(ドッグショー用)
  • 餌とおもちゃ(普段から慣れているもの)
  •  バリケンやケージ(愛犬を待機させるため)
  • 毛布などの大きな布(愛犬を落ち着かせるときに)
  • トリミング用具、トリミングテーブル
  • 排泄物処理道具(ウンチなどしたときに)

 

 



スポンサー広告

このページの先頭へ