犬の引っ張り癖を直す方法は?
飼い主さんと犬が歩調を合わせて一緒に歩く。
飼い主さんの方向に従って犬もついてくる。
理想のお散歩のイメージはこんな感じではないでしょうか。
しかし実際のところは。。。愛犬がぐいぐいリードを引っ張りながら先へ行く。
自分が先にいこうとすると、立ち止まってしまう。
私の場合も、
ポメラニアンが元々行動派なところもあるのかもしれませんが、
とにかく先へぐいぐい引っ張って大変でした。
「やっぱりうちの犬は自分が偉いと思っているのか」
と何度も思ったものですが、本当にそうなのでしょうか?
ここでは、引っ張り癖の理由と直す方法についてまとめました。
引っ張る理由は欲求からくる興奮
犬がなぜ引っ張るのかというと、それは「早く自分の目的地に着きたい!」と欲求が高まり、
興奮しているからです。決して自分が偉いと思っているわけではありません。
犬にとって最大の苦痛はひとりぼっちで閉じ込められること。
長時間繋がれてたり、ハウスにいれられてたり、お留守番させられてたり。。。
そうしてストレスを感じている分、散歩によって解放感が高まり、
一種の興奮状態になっている犬が多いのです。
そのため普段から自由に動き回れる犬は引っ張らないという結果ものこっています。
飼い主が進んでしまうことで習慣化される
そしてこの引っ張り癖をさらに加速させるのが、
「引っ張ると飼い主さんが動いてしまう」
ことにあります。
犬は自分が引っ張ることで飼い主が動いてくれることを学び、次も同じようにします。
しかもこの地点の犬にとって「目的地に自由に近づく」ことはご褒美であり、
エサをもらったりするのと変わりません。
犬は嬉しいことは早く学習しますから、次もまたやろうとなるわけです。
こうしていくうちに引っ張り癖は習慣化されていきます。
抵抗反射という習性が関係しているとも
もうひとつ犬には「抵抗反射」という反応があるといわれています。
首に圧力がかかると反射的に前傾姿勢を取ろうとする習性があるとされています。
犬が首輪につっかかった状態でも前に進もうとするのは、この反射が原因ともされています。
引っ張り癖を治すには子犬の時期から飼い主についてくるクセを
引っ張り癖を治すには、子犬の時期にしっかりとトレーニングをしておくことが重要です。
生後3ヶ月が過ぎたら、レッスンをおこないます。
まず室内など囲いがあるところで、子犬を放し飼いにします。
そして、飼い主さんが名前を呼びながら子犬からどんどん遠ざかってください。
ついてこないようなら、エサやおもちゃをうまく使います。
もし子犬が違う方向に行ってしまったら、呼び戻してください。
子犬が引き返してくる素振りを見せたら、わざと反対方向に遠ざかります。
反対方向に遠ざかることで子犬に自分の間違いを気づかせ、
飼い主さんを追っかけることを覚えさせます。