愛犬と楽しくしつけ!ファントレーニングの心構え

しつけというと、飼い主さんも愛犬にとっても大変そうなイメージが強いです。

確かにしつけは根気が必要ですが、愛犬と楽しみながらおこなうことはできます。

その一つがファントレーニングというものがあります。

ファントレーニング

ファントレーニングってそもそも何なの?

簡単にまとめれば『ほめてのばす』を主体にしたトレーニングの考え方です。

犬に対して褒めてしつけ上手になろう!でも触れましたが、

犬は何か行動したことに対し飼い主がほめると良いことと判断して、

その後同じ行動を繰り返すようになる学習特性を持っています。

 

なので適切なタイミングで上手にほめることで、良し悪しを判断できるようになり、

しつけがスムーズにいくようになります。

間違えてはいけないのは、ほめるのであって甘やかすのとは違います。

『失敗を可能な限り予防して、良い行動を褒める』がファントレーニングの基本になります。

 

ファントレーニングのメリットとは?

飼い主さんと愛犬がお互いに楽しみながらできる

失敗したことに対して叱ったり罰を与えるのは愛犬にとっては辛いことですし、

飼い主さんもエネルギーを使い気持ち良いものではありません。

ファントレーニングは褒めるが基本ですから、こうした不快感が出にくいです。

 

犬の自発性を引き出すことができる

強制的に行動を制限するのではなく、犬の学習・行動学に基づき、

『楽しいからもっと、もっとやるワン!』

という感じで、喜びながら自発的に行うようになります。

 

信頼関係が深まる

犬の不信感になる体罰は行わないので、

愛犬も飼い主さんの心も傷つく必要がありません。

しつけはお互いの信頼関係がとても重要になってきますから、

さらに飛躍的にしつけがうまくいくようになります。

 

誰でも簡単に安全にできる

プロのトレーナーのような知識が無くてもできるのがファントレの良さ。

力もいりませんから、家庭で女性でも子供でも簡単に行うことができます。

 

子犬から老犬まで適応できる

ファントレは犬に備わる学習・行動学を利用していますから、

『大人になってしまったからしつけは遅い』ということはありません。

ストレスもかかりませんから、老犬でもおこなうことができるんです。

 

ファントレーニングの心構え

ファントレーニングを行うには、飼い主さんのしつけの前提と心構えが大切です。

適切なタイミングで褒めること

褒めるタイミングを間違えてしまうと、愛犬は間違った学習をしてしまいます。

 

妥協する

妥協というとネガティブに感じますが、しつけの基本はどこまで妥協できるかです。

何が何でも直す!と力んでしまうと、怖さが前面に出てしまい犬にも伝わります。

しつけは飼い主さんがリラックスすることが重要なのです。

 

原因を変える、無くす

問題行動の原因を究明することはファントレの基本です。

原因を変える、取り除くだけで解消できることがあります。

 

仕事を与える

問題行動の代わりに、ボールを持ってくる、

ハウスに入ってガムを食べるなど、何か別の行動(仕事)に転換すると、解消することができます。

 

無駄なごほうびを無くす

問題行動に対して、その場しのぎでごほうびを与えてしまう飼い主さんが多いです。

しかし、これは犬にとってその行動を起こすとおやつがもらえると錯覚するので、

問題行動を助長してしまいます。

 

原因に対して徐々に慣らす

騒音や人などに吠えてしまうといった問題行動は、愛犬が慣れていないためにおこることです。

なので飼い主さんが意図的にその状況を作り続けることで、慣れさせて、問題行動を解消することができます。

 

印象を変えさせる

犬にとってイヤなこと、恐怖だったことも、ご褒美を使うなどして良い印象に変えさせることで、

問題行動を無くすことができます。

 

以上がファントレーニングに対する心構えです。

細かい内容については徐々に取り上げていこうと思っていますが、

ファントレーニングを取り入れたしつけ教材なども、分かりやすく実践しやすいのでおススメです。

(特に私がおススメするしつけ教材はこちらで取り上げています。)

 

飼い主さんがしつけに対してネガティブな印象あると、

どうしても気持ち良いものではないですし、面倒になってしまいます。

ファントレーニングは愛犬だけでなく私たちの考え方を変えてくれる上でも役に立つ方法なんです。

 

 



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