ポメラニアンの無駄吠えをやめさせる方法

よくポメラニアンを飼っている方で、

無駄吠えをどうしたらやめさせることができるのかと頭を悩ませている方がおおいようです。

(実は私もその一人でした。)

 

一般にポメラニアンは「よく吠える犬種」という印象が強いようです。

スピッツ犬のイメージがそのままポメラニアンに投影された形だと思います。

確かに勇猛な性格と警戒心があるため、吠える可能性はありますが、

これはポメラニアンだけに言えることではありません。

 

実際には私たちの対応が間違っているためにおこることが多いようです。

そこで、今回は無駄吠えをなぜするのかの原因を知り、

やめさせる正しいしつけ方法をまとめました。

 

犬にとって「吠える」ことは自然の行動

まず前提として「犬は吠える動物」ということを認識しておかなければなりません。

吠える文化は犬にとっては自然の行動なので、困ったことと認識はしていません。

そのため、そのまましつけをしなければ、当然吠える犬になるわけです。

 

すりこみ期や社会化が不十分なために起こる

無駄吠えをはじめとする問題行動の原因は、

愛犬のすりこみ期が不足していることがあげられます。

 

すりこみ期は親や兄弟と接する期間をさし、ここで様々な刺激や愛情を経験することで、

犬としての健全な精神を育みます。

これが未熟だと情緒不安定な犬になってしまうのです。

また子犬期の人や他の犬、物に慣れていく社会化が不十分なことも要因になります。

これらにより、周囲の環境変化に過敏で臆病になることで、

「つい吠えてしまう」犬になるのです。

 

現代の愛犬環境は情緒不安定になりやすい

すりこみ期は親や兄弟と接することが不可欠で、人間が変わりをすることはできません。

ですが、ペットショップのように1匹づつ隔離されていたり、

早すぎる子犬の売買などにより、不十分のまま飼い主に旅立つケースが多いです。

 

また、飼い主自体が他人や他の犬と接する機会が少ないために、

犬の社会化進まないこともあげられます。

つまり、無駄吠えはみんなが直面しやすい問題といえます。

 

子犬の時期なら社会化を意識する

もしあなたの愛犬がまだ1歳未満の子犬であるなら、

しっかりと社会化を意識して飼うことが重要になります。

子犬の社会化については、

子犬の無駄吠え、噛みクセ、夜泣きを無くすためのトレーニング

をご参照ください。

 

飼い主が吠え癖を加速させている

実は愛犬の吠え癖は飼い主が加速させていることがほとんどです。

みなさまは愛犬が吠えたらどのような行動をとるでしょうか?

私も経験があるのですが、愛犬をなだめようとして、

「体をなでる」「しー!静かに」「軽くたたく」などしていないでしょうか。

 

この行動は実は逆効果なのです。

こうすると愛犬は「吠える→注目される」という構図ができあがり、

吠えると良いことがあると学習しやすいのです。

そのため、より吠えるようになり、飼い主がもっと止めようとして、さらに・・・

というように悪循環に陥っていきます。

 

「オスワリ」「フセ」を効果的につかう

もし愛犬が「オスワリ」「フセ」ができるのなら、愛犬が吠えだしたら、

低い声で号令をしましょう。

これらの体制は犬が興奮し難い体制で、フセにいたっては

呼吸のしくみから吠えるのはかなり困難になります。

そのため、ほとんどの場合、吠えが収まっていくでしょう。

まだ、「オスワリ」「フセ」を覚えていない場合は、

子犬のうちに!基本的なポメラニアンのしつけ方、8項目

を参考にチャレンジしてみてください。

 

吠えが収まったら、ほめてあげる

愛犬の吠えが収まったら、すかさず褒めてあげましょう。

こうすることで、落ち着いた時こそ飼い主に注目されることを学習し、

静かにすることで良いことがあると経験することができます。

慣れてくれば、オスワリやフセですぐさま静かになりますし、

吠えること自体をやめていく可能性が高くなります。

 

どうしても直ぐに無駄吠えをやめさせたいなら

もし、直ぐにでも無駄吠えをなおしたい!という場合は、

無駄吠え防止用の首輪を使うことをおすすめします。

私の場合は1日で直りましたし、

しつけの時間がとれない、とにかく早く直す必要があるなら、

おススメです。

詳しくは、無駄吠え防止用首輪のレビューをご参照ください。

 

 

 



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