ポメラニアンの容姿

ポメラニアンはぬいぐるみのような容姿で、

ちょこちょこ動くしぐさが魅力のひとつです。

 

ここでは、純血血統種に必ず設定されているスタンダード、

(スタンダードとはジャパンケネルクラブなどが定める、

理想とする、体格や被毛、性質などの基準を差します。)

も踏まえながら、ポメラニアンの外見を解説していきます。

 

スピッツらしい容姿をもつ

ポメラニアンはスピッツの系統であり、

外見もスピッツ特有のものをもっています。

 

顔立ち

ポメラニアン レッド

輪郭は、フォクシーヘッドと呼ばれる鼻先が尖った、キツネのような形をしていて、

耳や鼻など出っ張る部分があまり出ていなく、コンパクトにまとまっています。

これはもともと寒冷地で育っていたため、熱を逃がさいための作りからきています。

 

鼻筋が短く、お鼻は黒いのが特徴です。

通常は鼻が鳴ることはありませんが、

寝ているときに、時折いびきをかいたりします。

 

口元はくさび形で、口先がやや細い形をしています。

上あごと下あごのバランスがよく、ゆるみない引き締まっています。

噛み合わせは、シザーズ・バイド(上あごの歯が下あごの歯にわずかに触れる、

ハサミのようなかたち)をしています。

 

舌は結構長いです。

自分の鼻の上を器用に舌を曲げながら、なめることができます。

(たまに舌を口にしまい忘れて、ぴょんと出っ放しの時がかわいいです。)

 

目はくりくりしたアーモンドのような形をしていて、

黒が深い色合いをしています。

 

耳は小さな三角形をしていて、前方にむかって直立、

頭部の高い位置についています。

もの音などがすると、ぴくぴく動くのが愛らしいです。

 

全体的にきゅっっと引き締まった印象なので、

「女王の犬」と呼ばれるにふさわしい、上品な顔立ちをしています。

 

あ、あとおひげがとにかく長いです。ドラえもんみたい(笑)

 

首まわり

胴から高い位置に頭部を保持していて、

ライオンのたてがみのように豊かなラフにおおわれています。

前側になると下になが~く伸びていて、

まるで、長老様のおひげみたいです(笑)

 

ボディと毛並

肩は高く、背中はまっすぐで短いです。

背筋を中心に、左右にたくさんの被毛がはえています。

長いオーバーコート(上毛)と豊富な綿毛のようなアンダーコート(下毛)

のダブルコートになっており、わたあめみたいにふわふわしています。

 

胸部は樽のように中心部が出ている形で、胸が発達していて丸型に突出、

腹部は引き締まってへこんでいます。

 

尾っぽ

尾っぽはお尻の高い位置について、垂れ下がっていなく、

いつもは背中に固定しています。

ほどよい長さと、ふさふさの毛並で、

ぶんぶんしっぽを振ると、そこに風がおこります(#^.^#)

 

毛でおおわれているため、肛門はまったく見えません

お尻から下に長く生えた被毛は、足元まで届き、

まるでモンペを履いているかのような見た目になります。

 

脚と足元

まるで手を握ったように、ギュッと丸く小さい形をしています。

いわゆる猫のようなキャットフットをしています。

バランスの取れる直立型で、肉球は分厚いです。

ぷにぷにと押すと弾力を強く感じることができます。

 

歩き方

首元を上げながら歩くのが特徴です。

歩幅が大きく、きびきびと歩くため、誇らしげに歩くように見えます。

不審なものを見つけ近づくときは、逆に首を大きく下げて、

そろりそろりと近づいてきます。

 

また、バランス感覚がよく、エサを高めに見せると

2本足で長時間立っていることもできちゃいます。

 

イギリスの女王に寵愛を受けて犬だけあり、

全体的に上品な印象を受けるフォルムをしています。

 

そして被毛はとっても柔らかく、もふもふ・ふわふわ・・・

この肌触りがクセになり、ついつい触っちゃうんですよね~。

寝ているときにしつこくすると、「やめて~」となめられます(笑)

 

ぬいぐるみのようなポメラニアンの容姿は、

実際に触れてみると、より感じることができるでしょう。

 



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