犬のペットショップ選びに失敗しない6つ基本事項
子犬を購入する場合、いくつかの場所があるかと思います。
犬を飼うということは、長い時間一緒に過ごすことになるので、
満足できる素敵な縁をつかみたいですよね。
最もスタンダードな場所はペットショップだと思います。
そこでここではペットショップに失敗しないために知っておきたい、
6つの基本事項をまとめてみました。
店内の臭いに気を付ける
今では沢山のペットショップがありますが、
どのように優良なところを見つければよいのか、迷ってしまいます。。。
まず、気にしてほしいのが店内の臭いです。
動物は独特の臭いが強い生き物です。
ペットショップに入った途端、独特の臭いがこもっているような感じがしたら、
いい加減な掃除を疑う必要があります。
また子犬やゲージの中の衛生状態も確認します。
排泄物などで汚れていないかしっかりとチェックしてください。
店員の接客態度
店員の接客の仕方は、そのお店の方針をうかがえるものです。
犬種の知識が豊富化、食事やトイレに関する質問で、
納得のいく答えを返してくれるか、
その他どんな質問にも真摯に答えてくれるかを見る必要があります。
アフターフォロー
購入した直後に子犬が病死した場合の、保証制度のようなものがあるか、
提携獣医師による定期的な健康診断を行っているかどうか、
を聞いてみるとよいです。
病気に関してしっかりとケアしているところ、
不足な事態にもしっかりと対応してくれるところは優良なショップです。
犬の社会化をしているかどうか
子犬の社会化期は、生後2~4カ月とされています。
良いペットショップは、積極的に社会化教育をしており、
広いサークルなどを利用して子犬同士を遊ばせたりしています。
犬は同じ犬同士や人と遊びを通して社会性を身につけて行きます。
それを行わないと、犬見知りや、人見知りをする犬になってしまいます。
生活の中で出会う色々な刺激が安全であると教えることで、
聞きなれない物音に怯えたり、意味もなく吠えたり、
知らない人に噛みつくと言った問題行動をしない落ち着いた犬に育ちます。
社会化不足により、強いストレスを抱えたり、ストレスによる身体の異常が現れる場合があります。
そのようなことの無いように、心に不安のない犬に育てることが大切です。
くわしくは子犬のしつけの基本!問題行動を無くすためにを参考にしてみてください。
子犬1頭づづケージで隔離しているよりは、
他の子犬たちや兄弟と同一のケージ内で飼っている方が、
社会化を促すことができています。
5つのチェックポイント
トラブルを回避するため以下のポイントを事前に確認すると良いです。
- 購入後、子犬が直ぐに死んだときの保証はあるか
- ワクチン接種はされているかどうか
- 血統書を確認し、遺伝疾患をもっているか。病気を発症していなかったか。
- 親犬の性格や体質はどうか
- 子犬の正確な生年月日、性格や健康状態はどうか
ペットショップで子犬を購入する際に大切なことのひとつに、
そのペットショップが生体保証を出しているかと言うことがあります。
この生体保証と言うのは、子犬をペットショップから購入してから保証期間内に子犬が死亡したり、
先天的疾患が発覚した場合に、その子犬の購入価格の返金もしくは、
同種の別の犬を代わりに提供すると言った保証です。
保証期間や補償内容については、各ペットショップが定めるところのため購入時に、
必ず確認しておく必要があります。
ペットショップに置かれているショーケースの多くに、
その中にいる犬の「品種」や「生年月日」「値段」などが記載されているか確認しましょう。
その記載事項の中に、「ワクチン接種」の事柄が記載されているか確認しましょう。
犬のワクチン接種は、生後50~60日ごろに1回目を打つことが望ましいと言われています。
このワクチンには3回打つことが望ましく、
ワクチン接種することで、非常に恐ろしい感染症を予防することができます。
ワクチン接種をしている場合、ワクチンの種類、時期が書かれた証明書を獣医師が発行します。
犬の購入時には、ペットショップよりワクチン接種証明書をもらうようにしましょう。
ペットショップで販売されている犬に血統書付きと書かれているのを見たことはありませんか?
この血統書は、ジャパンケネルクラブが、血統登録された同一犬種の父母により生まれた子犬に発行するものです。
このジャパンケネルクラブとは、日本において犬の品種の認定ならびに犬標準の指定などと、
ドッグショーの開催や公認資格試験の実施などを行っている国際畜犬連盟に加入している団体です。
血統が証明されていると言うことは、
その犬の過去4代までがジャパンケネルクラブの標準規定を満たした犬と言うことになります。
犬の代表的遺伝疾患である、「股関節形成不全症」「膝関節異形性症」の評価結果を血統証明書に記載されている場合があり、
遺伝性疾患を持った犬を繁殖していない目安となります。
ペットショップによっては、親犬の情報があるショップとないショップがあります。
子犬を飼う場合に親犬の情報を購入基準の一つにしたい場合は、
ブリーダーからの購入の方が、親犬を見せてもらえる場合もあり、
親犬の情報を得て購入できると言ったメリットがあります。
血統書には子犬の生年月日が記載されていますが、
血統書のない犬の場合に年齢を確認する方法としては、
獣医師が犬の全身を見て推定年齢を判断します。
また健康状態を見極めるには、目がイキイキと輝いている、
被毛にツヤがあるか、耳の内側はきれいなピンク色かなど、全身をチェックしてみましょう。
性格は、子犬の様子を観察してみましょう。飛びついてくるような積極的な子犬は、
明るく外交的な性格で、遠くから見つめてくる子犬は頭も良く慎重な犬と考えられます。
以上のポイントに明確な答えを返してくれるところを選びます。
これにより子犬の状態をよく把握できましから、
より自分に納得のいく子犬と出会うことができるでしょう。
みんなのペットショップとのトラブル
今回インターネットで『ペットショップとのトラブルは?』という調査をおこないました。
その一部をご紹介したいと思います。
(30代女性)
(20代男性)
(20代男性)
その際、購入金額を間違えて提示され、その後に追加で請求されました。
また、病気の検査もしてあるとのことでしたが、嘔吐下痢が激しく病院で検査したところ腸内に菌が見つかりました。
商売なので仕方ないとは思いますがフードも良く食べて元気ですと言われたものの、気が向いた時のみご飯を食べる子でした。
現在も食が細い子のままです。
購入後の生体保証というもので、犬を取り換えましょうか?と心無い言葉をかけられたことが一番不快でした。
(40代女性)
医師からは先天性の病気であった可能性が高いという診断だったのですが、
ペットショップで購入してから亡くなるまでの期間があまりに短すぎたのでペットショップに連絡しました。
ペットショップにいたころは異常がなかったという報告で、毎日の記録にもそう書いてありましたが、
現実には購入後すぐになくなっているので話し合いになりました。
結局生体代は返金という対応になりましたが、子犬の死という現実は変わらず辛い経験でした。
(30代女性)
パパ犬とママ犬の犬種は聞いていたのですが、うちの犬が成長と共にどうしてもパパ犬の血が入っていなく別の犬種の血が入っているように感じて、ずっとおかしいと思っていました。
うちの犬に会う人全員が、「プードルとのMIX」と言うのです。
売られていたときは、ポメラニアンとのMIXだったんですが、ポメラニアン要素が一個もありません。
ペットショップでMIXを購入時は親の血統書をしっかりと見せてもらった方がよいです。
でも、もううちの子になっているので親犬が誰であれかわいいですけどね。
(10代女性)
こうして調査してみるとペットショップとのトラブルは結構多いのを実感できました。
ただトラブルがあっても誠意に対応してくれるところもあり、
そこが良いペットショップかどうかの分かれ目といえます。
購入する私たちもしっかりと疑問解消やペットショップの保証方針を確認することが大事です。
特にかわいい子犬を見てしまうと気分が高揚してしまい、
細かいことを気にせず購入する人が多く、
それが後々のトラブルになっている方々が非常におおかったです。
ペットショップで購入の際は、是非冷静な目で確認してみてください。