ポメラニアンを飼うのに向いている人
犬の性格は飼い主に似てくるといい、
飼い主は自分の性格に近い犬種を選ぶと、どこかで聞いたことがありますが、
やはり犬にも様々な気質があるので、
飼い主さんがどのような犬との生活を望んでいるのかが重要だといわれています。
ここではポメラニアンの気質と、どのようなタイプの飼い主が向いているか
まとめてみました。
小型犬だけど大型犬気質、自立心に富む
ポメラニアンは大きくても5kgほどで小型犬の部類に入ります。
見た目もふわふわで愛くるしく、可愛い印象をうけます。
ところが気質はその体躯に似合わず、
むしろ堂々とした大型犬の気質を兼ね備えています。
ポメラニアンは元々、大型犬のサモエドの血をひいていて、ソリ犬の血統です。
ソリ犬は飼い主に従順でありながら、自分で状況を判断して対応する強さと、
苦難に負けない度胸を持っています。
ポメラニアンもその気質はしっかりと受け継がれていて、
小型犬らしからなぬ、自信と度胸をもっています。
(見習いたい・・・)
手がかからない子供のような感覚
そのため自立心に富んでいて、1匹でも勝手に過ごすことができます。
時折コミュニケーションをしっかりと取っていさえすれば、
あとはほったらかしでも楽しんでくれます。
よく、飼い主さんがいないと何もできない室内犬が多いといいますが、
ポメラニアンには心配いらないようです。
また群れを好み多頭飼いに向いていますから、
同居犬とも楽しく遊んでくれます。
日頃犬との時間を取り難い忙しい人に◎
以上の点を踏まえると、ポメラニアンは忙しい人に向いている犬種です。
夫婦共働き、1人暮らしで家を空けることが多い、留守が多い人でも、
大きな負担なく飼うことができます。
私も経験上、犬を置いて行っても
いたずらをされてたことはほとんどありませんでした。
(もちろんしつけも重要です。
くわしくはお留守番させるには?をご参照ください。)
逆に一日中べったりという人には少し物足りないかもしれません。
飼い主がべったりしたくても、ポメラニアンが自由行動をとりたい時もあるので、
犬にストレスがかかってしまいます。
必要以上にかまい過ぎず、
近すぎず、離れすぎずの丁度良い関係を築けるのが、
ポメラニアンの特徴といえます。
といっても決してドライという印象はありません。
飼い主さんがかまってほしいと近寄れば相手してくれます(笑)
アウトドアタイプ、社交的なタイプな人にもお勧め
自立心が高いと話しましたが、決して孤立的ということではありません。
ソリ犬の協調性の血も引いているので、周りと上手に接することができます。
加えて、ポメラニアンは物怖じしない性格なので、
見知らぬ人や犬が来てもすぐに仲良くなることができます。
特に人間のことは大好きなので、
社交的な飼い主さんには向いている犬種です。
また好奇心旺盛で、知らないことでも果敢にチャレンジします。
そのため、飼い主さんと一緒に出掛けたり、遊ぶのが大好きです。
お家の中でも十分に楽しんでくれますが、
アウトドアタイプの人でも満足できる付き合いをしてくれます。
ポメラニアンの自立心を尊重することが大切
ポメラニアンにはひとりで遊ぶ時間も必要なため、
そういうときはかまい過ぎず、ひとりで遊ばせることが大切です。
自立心を尊重してあげることで、良い関係を築くことができます。
とはいえ、ポジティブな性格なので、どんな状況、人、犬にも対応することが
できるのがポメラニアンの強さと魅力です。
さほど心配することなく初めての人でも飼いやすい犬種なのです。