犬の問題行動をなおすには?原因と正しいしつけ
実は私も愛犬のポメラニアンの問題行動に悩まされていた時期がありました。
愛犬をお留守番させようとする際に、足を噛んできたり、おしっこしてしまったり、
いつまでも吠えていたり・・・
見ていると可哀相になってしまうのですが、出かけないわけにもいきません。
「どうしたらなおるのだろうか?」といつも考えていたのですが、
勉強していく中で、そもそも飼い主である私の対応が間違っていることに気が付きました。
各問題行動のなおし方についてはそれぞれ別で記事を用意していますので、
そちらを参考にしていただければと思いますが、
ここでは、そもそもなぜ問題行動がおこるのかの原因を知り、
飼い主さんが正しい知識を覚えることで、正しいしつけを行うことができると思います。
私自身もちゃんと理解することで、しつけの方法を変え、
愛犬の問題行動をなくすことに成功したので、是非ご参考にしてください。
今回はあわせて、
の記事も読むことをおススメします。
叱り続けることで、怒る問題行動
ついつい愛犬の問題行動に感情的に怒ってしまうことがあります。
私もポメさんにやってしまったことも。
しかしこれは犬にとっては逆効果になります。
犬はもともと、喜びを感じたことを覚える習性があり、繰り返しおこなうようになります。
そのため叱り続けても、犬にとっては苦痛でしかなく、覚えようとできません。
そればかりか、飼い主の前で委縮するようになり、
「飼い主=罰」という構図から、仲良くなくなります。
そこから問題行動になったり、人を恐れたり、臆病になったり、
ときにはストレスから心理性の病気を招くこともあります。
また、飼い主の目を盗んで問題行動をすることもおおくなります。
社会化をさせなかったことによる問題行動
社会化とは犬が人間社会に適応していくためにトレーニングする時期をさします。
家に愛犬がきたときからおこなうもので、子犬の時期は特に大切です。
実は多くの飼い主さんが、この社会化を十分に行わず、もしくは間違っていたために
愛犬が問題行動をおこすようになることがおおいです。
なぜ社会化が不十分になるのかというと、
- 愛犬が可愛いので、子犬の時期に自由にさせすぎた
- 留守しがちで、愛犬を一人にすることが多かった
- 加えて、あまり他人や人と接する機会をもたなかった
- 色々な物や音に接する機会をもたなかった
などが考えられます。
社会化をしないことで、
- 精神的に未熟のまま成長することになり、
- 自信がなく、周囲のものを必要以上に怖がるようになる
- 柔軟性がなく、状況変化に対応できない
- 恐怖から、しらない人や犬、物に対して問題行動をおこす
ことに繋がっていきます。
子犬の時期からちゃんとすることが望ましいですが、
成犬でも社会化を意識していくことに越したことはありません。
環境による問題行動
犬の問題行動ではストレスも大きな要因としてあげられます。
犬は転移行動というもの、つまり別のものに八つ当たりをすることで、ストレスを発散します。
おやつをあげなかったら、犬がおもちゃをぶん回し始めたなど見たことはないでしょうか。
そのため今一度、飼育環境や愛犬に対する対応を見直す必要があります。
- 運動や遊びは十分にさせているか。ずっと同じ場所に閉じ込めていないか。
- 犬の寝床は、人の出入りや物音が少ない落ち着ける場所か。
- 犬を触ってあげるなど、スキンシップはとっているか
- 体罰などを与えていないか
犬とスキンシップを取ることは、お互いの信頼関係構築だけでなく、健康にも役に立ちます。
ドッグマッサージなども取り入れながら、意識しましょう。