犬の癌(ガン)の治療費と予防、出費対策

ガンは人間と同じように犬の中で常にトップのかかりやすい病気で人間の2倍以上なりやすいとされています。
特に加齢し老化するほど成り易いですが、先天的なもの、遺伝的なもの、他の病気からの併発など理由は様々です。

 

ガンの種類も色々ある

一口にガンといってもできた部位によって予防方法、治療と費用も分かれてきます。
ガンは腫瘍の中でも悪性腫瘍と呼ぶものをいいますが、良性も含めた主な腫瘍の病気をまとめました。

病名出来る箇所症状
黒色腫(メラノーマ)口腔内、歯肉ほとんどが悪性腫瘍。
主にオスが発祥。
黒っぽいカリフラワー状の腫瘍が特徴
皮脂腺腫皮膚上皮膚腫瘍で最も多い。
ほとんどが良性。
毛の根元の皮脂腺に腫瘍ができる0.5~3センチほどの脱毛が見られる。
かゆみやかさぶたになりやすく、悪化すると炎症や潰瘍にも。
脂肪腫胸部、腹部、後ろ足、脇の下皮下脂肪や筋肉中の脂肪組織から腫瘍ができる。
8歳以上の老犬や肥満の犬に多い。
ほとんどは良性だが、稀に悪性の脂肪肉腫も。
大きな塊になるので、しこりのように外から触ると確認できる。
肥満細胞腫四肢、会陰部、内臓ほとんどが悪性腫瘍。
人にはない腫瘍で無制限に増殖するので、切除しても再発しやすい。
皮膚が盛り上がり、大きめの発疹ができる。
さらに胃潰瘍や嘔吐、ショック症状など全身に影響を及ぼす
乳腺腫瘍胸、腋の下、下腹部、内肢避妊をしていないメスに多い腫瘍。
良性と悪性の割合はとんとん。
乳腺のあちこちに多発しやすく、リンパ腺や肺などに転移する悪性も。

他にも血液やリンパ腺、鼻や肺など呼吸器系、胃腸など消化器系、肝臓や腎臓など腹腔系、膀胱など分尿器系
子宮や精巣など生殖器系など身体のいたるところにできる可能性があります。

 

早期発見が治るカギ!

ガンは言うまでもありませんが、早期発見であるほどその後の治療が成功しやすくなります。

週に1度はスキンシップも兼ねて愛犬の身体を触って異変が無いかチェックしたり、

定期的な体重の測定、常に症状の変化に気をくばりましょう。

 

では実際はどのくらいの年齢になると愛犬のガンのリスクは増えるのでしょうか?

実際に愛犬がガンや悪性腫瘍になった飼い主さんを対象に、

『初めて発覚したのはいつでしたか?』というアンケートを実施しました。

6歳未満の若年~成犬期にかけてガンや悪性腫瘍になったケースは少なく、

犬の高齢期の始まりといわれる7歳以降から、

一気にリスクが高くなっていることがわかります。

特に7~10歳にかけては、がん発見が最も多い層でした。

もし愛犬がその年齢に差し掛かっているなら、下記のガンサインも参考に、

日ごろから入念なチェックをしていきましょう。

ガンかも?のサイン

  • 身体を触るとしこりや出来物があり、長期で治らない。もしくは大きくなっている。
  • しこりや出来物がある

  • 治りにくいキズやただれがある。
  • 治りにくい傷がある

  • 口や鼻、乳頭、肛門から出血や膿がでる
  • 出血や膿が出る

  • 脚をひきずる、身体に麻痺症状がある
  • 脚をひきずっている

  • 排尿や排便に異常がみられる
  • 排便や排尿に異常がある

  • 理由が無いのに体重が減少している
  • 体重が減少している

  • 疲れやすい
  • 疲れやすい

  • 呼吸が荒い、浅いなど苦しそう
  • 呼吸が荒い

  • イヤな体臭が強くなった
  • 体臭がする

  • 食事を何度も吐いたり詰まらせたりする。食べにくそう
  • 食事などで嘔吐する

例えばしこりを発見したとしても、それを良性か悪性か判断するのは素人では難しいです。
念のため、動物病院で診てもらうことをおすすめします。

 

ガンを予防するには?

ガンを直接的に予防する方法はありませんが、腫瘍やガンの併発を引き起こす病気を予防するのが効果的です。
例えば生殖器系のガンはやはり生殖系の病気から併発しやすいので、避妊や去勢手術によってリスクを避けることができます。
口腔内のガンは歯肉炎や歯周病を予防することが有効で、念入りな歯ブラシ、歯石除去などが有効。
皮膚系は、ブラッシングやシャンプーなどで清潔に。耳や目もと、肛門周りも定期的にガーゼなどでキレイにしてあげましょう。

また近年では腸の悪化がガンの起因のひとつであることがわかっています。
腸は有害物質や細菌から守ったりする免疫機能、無害物質にし血中へ栄養を送る解毒機能も備わっています。
ところが腸が悪化すると免疫・解毒の機能が低下するため、全身に毒がまわり病気やガンになりやすくなるわけです。

それでも完全に予防できないのがガンですので、先ほどの愛犬症状チェックを参考にしながら、動物病院で定期健診を受けるのが一番です。

ガンになると治療内容は?

出来た箇所、ガンの進行段階によってまちまちですが、おおむね切除による外科手術、放射線治療、抗がん剤治療、免疫療法にわかれます。

参考までに実際に愛犬がガンや悪性腫瘍になった飼い主さんを対象に、

『どのような治療の種類になりましたか?』というアンケートを実施しました。

ほぼ通院、入院、手術が同数の結果になっています。

 

実際に治療をした生の声

しこり部分が腫瘍ではないかということで細胞診を実施。また肺への転移がないかを確認するためにレントゲン撮影をしました。細胞診の結果から、1箇所の乳腺に良性の腫瘍ができていたことがわかりましたが、日に日に大きくなって腫瘍部分が化膿してしまったため、右側の第3乳腺摘出術をしてもらいました。手術に必要な検査(血液検査、腹部エコー、腹部レントゲン撮影)も実施しました。
(雑種10歳 種類・箇所:乳腺腫瘍 第3乳頭周辺)
体にしこりのようなものが見つかってから、大きくなるまでは経過観察で特に何もしませんでしたが、摘出しなければならない大きさになった時点で、入院をして、腫瘍を摘出しました。その後は、傷が治るまでの治療となりました。
(コーギー9歳 種類・箇所:良性腫瘍)
抗がん剤治療(アスパラギン酸のやつ?)を2回(これをやるとパンパンに膨らんでいたお腹が大量のおしっこの排出とともに小さくなりました)及びステロイドの錠剤等複数の薬を飲用。栄養をガン細胞に取られたくない一心で糖質制限食に変更。一時はガリガリで声も出なくなっていたが体重が2キロほど、増加しました。サプリとしてはアガリクスのものを使用。
(スコティッシュテリア7歳 種類・箇所:悪性リンパ腫)
脂肪腫だったので小さいものなら手術の必要は無かったのですが5センチほどになってきたため切除手術を受けることになりました。腫瘍に気がついてからすぐに手術をしたので完全に傷がよくなるまでに3週間ほどかかりました。腫瘍自体に痛みなどはないようだったので特別お薬は使いませんでした。
(ビーグル10歳 種類・箇所:胸に脂肪種)
椎間板ヘルニアを治療中に口腔癌を発症しました。
術後すぐのことだったのである程度リハビリをしたあとに口腔癌の手術をし、下顎の部分を切除しました。
その後は投薬などをしていましたが、眼底に転移してしまい手術不可能な状態になりました。
(ミニチュアダックスフント11歳 種類・箇所:口腔がん)

 

ガンになると治療費はどうなる?

費用に関してはどうでしょうか。

動物医療は病院の裁量性で治療費が決まるので一概にはいえませんが、大体の相場はあります。

外科手術10~40万円(入院費込)腫瘍の部分を切除する手術。切除しても転移したりする場合もある。
放射線治療1回1~5万円
(月20回目安)
切除の難しい、または手術単独治療では難しい場合に、腫瘍に対しておこなう治療法。
腫瘍の進行を遅らせたり、細胞を死滅させることが目的。
副作用として皮膚の炎症や脱毛、細胞壊死など。
抗がん剤治療1回2~4万円切除が難しい場合や術後におこなう治療法。
重度の症状を和らげられるが、下痢や嘔吐、ショック症状など副作用もある。
免疫療法1ヵ月1~3万円自然治癒力により治療する方法。
ガンに有効とされる食事やサプリメントを与える。
副作用も無く一番優しい治療。

では実際にはどのくらいの費用がかかるものなのでしょうか?

下記は『およその総額の治療費はいくらでしたか?』という質問の答えのグラフです。

最も多いのが10~30万円で約4割。平均の治療費が高いことがわかります。

また50万以上~という相当高い治療費になった飼い主さんも、

約5人に1人という結果も見逃せません。

 

この原因は手術代が高いということもありますが、

ガンは長期治療になるのが一般的なため、

総額の治療費が多くなりやすいということもあります。

下記は現在治療中の愛犬も含め、

『治療日数はどのくらいでしたか?』という質問の答えのグラフです。

短期治療になることはかなり少なく

約半分の飼い主さんが1年以上の長期治療になっていることがわかります。

このアンケート地点でもまだ治療中という方も多く、

既に治療日数が3年以上になっている飼い主さんもいらっしゃいました。

 

ガンや悪性腫瘍の治療は長い付き合いになるケースも珍しくありません。

結果的に最低数十万、多い時では100万以上(入院費、通院費、検査代、薬代なども合わせ)になることもあります。

犬の治療は国の負担が無いので、全額自己負担になるため金銭的な面は覚悟が必要です。

ガンの発症割合は0~5歳までは全体の5%と以下ですが、6歳以降になると増加し10歳以降は15~20%以上といわれています。

ガンの予防の他に、もしもの時にしっかりと治療できるよう、出費対策も進めておくとより賢いです。

例えば、最近では任意に加入できるペット保険も増えてきました。

ペット保険に加入しておけば、ある程度治療費を補償してくれるので、自己負担が楽になります。

色々なペット保険会社がありますが、

高齢になっても低保険料でガンの治療費もしっかりと補償してくれるところなら、

FPCペット保険がおすすめです。

安くて安心のペット保険

 

一時的な高額支払いはペットローンで対応も

残念ながらペット保険に加入する前に、

既に病気になっている、治療が始まっている方はペット保険の適応はできません。

その場合は自分で治療費を捻出するほかありません。。。

ガンの治療は高額になりやすく、また長期治療になるケースもあります。

そんな時はペットローンで費用を捻出するもあります。

今までは愛犬の治療費でローンが組めることはなかったため、

どうしても高額治療費を一気に捻出できない場合は、

利用を考えてみましょう。

詳細についてはペットローンについての記事をご参照ください。



 

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