【多額の支払いになる前に】犬の椎間板ヘルニア、手術費用と対策

犬の関節系の近年急増しているのが、椎間板ヘルニアです。
先天的になりやすい犬種として、胴長や軟骨異栄養性犬種があげられますが、
加齢に伴って、他の小型犬でもなる可能性があります。

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特になりやすい犬種

基本的に胴長犬種がなりやすいといわれています。

ダックスフント、コーギー、ビーグル、ペキニーズ、ボクサー、ディンモント・テリア、シーリハム・テリア、グランバー・スパニエルなど。

愛犬が椎間板ヘルニアになった飼い主さんにアンケートを実施したところ、

約75%と圧倒的にダックスフント系が多い結果になっていますので、

該当する飼い主さんは日ごろのケアやよく観察することが重要です。

椎間板ヘルニアかもしれない症状

気管虚脱かどうかを見るための症状の特徴をまとめています。
一つでも該当するなら、疑わしいです。

  • 散歩中、急に立ち止まってしって動かないことがある
  • 急に立ち止まって動かない

  • 最近ソファや階段を登れなくなった
  • 階段やソファに登れなくなった

  • 食欲が急に落ちた
  • 食欲が急に落ちた

  • 排尿を自分で出来ない
  • 排尿が自分でできない

  • 後ろ足を引きづっている
  • 後ろ足を引きづっている

  • だっこすると嫌がる
  • だっこを嫌がる

  • ふるえがみられる
  • 震えがみられる

  • 麻痺が出ている
  • 麻痺が出ている

別の病気で似たような症状はあるものの、椎間板ヘルニアは早期発見、早期治療が鉄則。
出来る限り早めに獣医師に診察をうけてください。

改善には外科手術が必要に!?

治すためには、内科療法と外科手術による外科療法があります。
どちらかを選択するかは椎間板ヘルニアの進行具合によって変わってきます。

グレード1歩こうと思えば歩くことはできるが、あまり歩こうとしない
「キャン」とないて痛そうにしたり、
背中を丸めて震えている
グレード2爪先をすって歩く、ナックリングをしながら歩く
足が突っ張ったような歩き方になる
グレード3お尻をつねったりしても反応がなく、お尻の痛覚が麻痺し始める
背中を丸めて前足だけで歩いたり、
足を交差してクニャクニャ腰を振って歩く
グレード4指先の痛みは感じるものの、
後ろ足が全く動かず前に伸ばしたままになる
思うように動けないため、その場で排泄してしまう
グレード5動けない状態
後ろ足は全く動かず、指先をつねっても痛みを感じない

進行具合は上記の5段階に分けることができます。

グレード4までは、内科治療で回復する率は80%~90%
外科治療で90%~95%ですが、
グレード5に入ると、内科治療ではほぼ回復不可になり、
外科治療でも60%ほどまで低下します。
さらにグレード5進行後36時間以内の処置をしないと予後不良がほとんどです。

グレードと内科、外科治療の回復率まとめ

加えて歩行困難になると他の病気も併発しやすく、
より治療は困難になってきます。

そのためグレード5に入る前の早期治療が重要になりますが、
一般的に内科治療は再発の可能性が高く(3頭に1頭の割合)、
完治を目指すのであれば、外科治療の方が良いです。

グレード3以上では外科治療を推奨しているところも多い為、
高額な治療になることは避けて通れません

 

内的療法の場合

安静を基本とし、運動を避け、絶対安静と薬による治療になります。
ケージレスト(温存療法)と呼び、トイレ以外はケージの中でじっとさせておく形です。
目安として4~6週間ほど安静にします。
ただし外科治療よりも回復が遅い欠点があります。

薬は消炎鎮痛剤や他の薬、他に半導体レーザー治療などを併せておこないます。
半導体レーザー治療の場合、2週間ほどで完治する場合もあります。

 

外科療法の場合

ヘルニアの原因となっている椎間板部分を取り出す摘出手術(脊椎減圧術)になります。

加えて椎体をプレートやピンと骨セメントで固定する手術も行います。

その後、1週間ほどの入院で安静を取り、リハビリメニューをこなしながら徐々に回復させていきます。

もし完治しない場合は車イスを利用するため、愛犬に慣れさせる訓練も必要です。

 

椎間板ヘルニアは一度手術しても再発する可能性が高いため、

脊椎減圧術の際に合わせて再発防止の手術(予防的造窓術)をおこなうこともあります。

あらかじめ再発しそうな椎間板髄核を取り除く手術です。

この手術をすることで再発率が10分の1以下になったという報告もあるほど、

最近は注目されています。

 

実際の飼い主さんたちの声

参考までにそれぞれのグレードで、

愛犬が治療を経験した飼い主さんの声を掲載いたします。

痛み止を注射で打ちに行く形でした。痛みが緩和してきたら電気治療を始めました。何度も通うので結構大変でした。お金は大分かかるかなと思いましたが思ったよりはかからなくて良かったです。飲み薬ももらって自宅でも痛み止めを飲んでいました。
(進行具合:グレード1 犬種:ミニチュアピンシャー)
この病気での手術をさせることが不安にありましたので、内服薬治療を選択しました。レントゲンなどの検査であったり、内服薬を与える治療をしていただきました。定期的に動物病院に連れていきその都度検査をしてもらっている段階です。
(進行具合:グレード1 犬種:シーズー)
触診で股関節の異常もしくはヘルニアの疑いということで、レントゲン撮影を行いました。結果、軽度の椎間板ヘルニアとのことで、その日は痛み止めの注射、翌日から痛み止めの内服薬を1週間分処方されました。また、散歩好きの犬だったため、しばらく散歩は10分程度にとどめるよう指示がありました。1週間後の再診でまだ痛みがあったため、追加で1週間分の痛み止めを処方され、翌週に同様の再診を行い、痛みも引いたので治療終了しました。
(進行具合:グレード1 犬種:ミックス)

 

最初に椎間板ヘルニアと診断されたのは6歳の時でした。首をうなだれ後ろ足を引きずるようになりグレード2との診断でした。内科的治療法で大丈夫だろうと言われ痛み止めの薬とステロイド剤を1週間分いただき、1週間後の診察で症状が改善されていたため痛み止めの薬を1週間分いただきました。注意事項としてできるだけ安静にさせること、少し肥満気味なので痩せさせるようにとの指示がありました。その時の症状は治まりましたが8歳、11歳の時に再発し同様の治療を受けました。獣医さんから「麻酔の危険性もあるので手術はしないほうが良いだろう」とのアドバイスをいただきました。
(進行具合:グレード2 犬種:ビーグル)
痛み止めの注射と、痛み止めの飲み薬です。
その薬で胃が荒れてしまう可能性があるので、それを抑える胃薬も一緒に処方されました。
手術まで行かなかったので、薬で安静にしているのが治療法でした。
コーギーはヘルニアになりやすい動物なので、何度か繰り返し発症していました。
(進行具合:グレード2 犬種:コーギー)
歩行はできるけど足を引きずることが多くなり病院に行ったところ「椎間板ヘルニア」と診断されました。
最初の段階では痛み止めやステロイドなどの注射をしていましたが、症状が悪化したために椎間板の手術をしました。
術後はリハビリでプールなどで歩行訓練や電気治療などを行いました。
(進行具合:グレード2 犬種:ミニチュアダックス)

 

飛び出した軟骨が神経を圧迫していたのでその軟骨を手術で取り除いた。術後は飲み薬と後ろ足に麻痺があったので半年ほどリハビリの為通院治療。リハビリの最中にヘルニアを再発してしまったが2度目は手術ではなく注射で散らす処置を行った。
(進行具合:グレード3 犬種:ミニチュアダックス)
とにかく継続して薬を飲み続けるという治療方法でした。13歳という高齢であったため薬物治療以外の方法が取れなかったことが大きな理由です。薬を飲む前は痛みを感じているようでしたが、服用し始めてからはだいぶ楽になっているようでした。
(進行具合:グレード3 犬種:柴犬)
最初に、歩行・立位不能になってしまったため、まずは安静が必要とのことと、ヘルニアによる周囲の炎症を抑えるためステロイド注射による治療が必要と診断され、3日間入院しました。その後、退院し自宅での内服治療、安静の保持で2ヶ月間ほど治療した結果、再び立位可能となった。そこから1ヶ月間自宅で歩行のリハビリを続け、現在では自由に走り回れるまで回復しました。
(進行具合:グレード3 犬種:ミニチュアダックス)

 

振るえがありいつもと様子が違うので病院に連れて行くって検査しました。半日病院に預けた間に下半身にまったく力が入らなくなり、急遽CTを撮れる病院へ搬送されました。
CT検査、脊椎造影をしたところ椎間板ヘルニアのグレード5に近い4と診断されました。
急遽手術で飛び出した椎間板物質の取り出しました。脊椎軟化症になるかもしれないと言われてましたが、それはありませんでしたが、脊椎の損傷があり、現在も下半身は立てない状態です。現在は自宅でのリハビリで足裏のマッサージ、屈伸運動、後ろ足をささえてのお散歩運動をしています。
(進行具合:グレード4 犬種:フレンチブルドッグ)
発覚してしばらく入院で鎮痛剤をのませて安静にさせて、状態が変わらないようだったので手術することになり詳しい状態を調べる機材がかかりつけの病院にはないからと県内の別の病院で検査してかかりつけの病院で手術してもらい、手術後2.3日してから退院して家でリハビリしながら2週間に一回経過報告に通院。
後ろ脚が全く動かなくて歩けなかったのが、発覚して約2.3ヶ月でぎこちないながらも立てるように。
(進行具合:グレード4 犬種:ミニチュアダックス)
すでにステージ自体は良くなく完治はしないと言われました。田舎である市内の病院は二つで手術する病院はこちらのみで、特に変わった治療(鍼や水中治療)をする事なく数年経ってしまいました。
現在は手術から3年ほどで後ろ両足が動く事がわかり(散歩用に車椅子作ってから)足の筋力は無いものの、ウンチする時などは動かしますし全く動かないわけじゃ無いとわかりました。
オシッコは自分で出来ないので、カテーテルで一日3回ほど取ることをしてます。
(進行具合:グレード4 犬種:ミニチュアダックス)

 

後ろ足が動かなく、初診の日から点滴入院を友達の動物病院で3日間、点滴治療をして、迎えに行った所、
完全に歩行が出来ない状態でした。
その後、自宅で介護飼育をしながら、定期的に通院し、少しでも歩ける様に、介護用のハーネスを着けて歩
行訓練と、痛がる時には、注射や内服薬を飲ませました。
結果、歩ける事が出来ないまま、腎機能が悪化して亡くなりました。
(進行具合:グレード5 犬種:ミニチュアダックス)
腰椎のときはグレード5だったため、1日ステロイドで様子を見て改善しなかったので翌日即手術しましたが治らず下半身麻痺に。
昨年12月に頚椎の椎間板ヘルニアを発症し、グレード4と診断され薬での治療をしていましたが痛みがあったため今月手術(ベントラルスロット)しました。現在改善しており前足を少しずつ使えるようになっています。
(進行具合:グレード5 犬種:ミニチュアダックス)
すでにステージ自体は良くなく完治はしないと言われました。田舎である市内の病院は二つで手術する病院はこちらのみで、特に変わった治療(鍼や水中治療)をする事なく数年経ってしまいました。
現在は手術から3年ほどで後ろ両足が動く事がわかり(散歩用に車椅子作ってから)足の筋力は無いものの、ウンチする時などは動かしますし全く動かないわけじゃ無いとわかりました。
オシッコは自分で出来ないので、カテーテルで一日3回ほど取ることをしてます。
(進行具合:グレード5 犬種:ミニチュアダックス)

 

油断していると初診時には遅いことも…

重大な事態になるまえに、

ヘルニアによる異変を早く察知することが飼い主さんには必要となります。

下記は実際に愛犬が椎間板ヘルニアになった飼い主さんを対象に、

『初診時の椎間板ヘルニアのグレードはいくつだったか?』という、

アンケート結果です。

初期段階のグレード1~2までがおよそ半数となり、

割りと早めに察知できていることがわかりますが、

グレード4~5の重度の割合は4人1人と決して見過ごせない結果になっています。

グレード1~2だった飼い主さんは、やはり日ごろから愛犬を観察し、

小さな変化やおかしいなと思うところがあれば、すぐに動物病院へ診察にいっています。

もし愛犬で思い当たる節があれば、早めの診察をおすすめします。

 

ヘルニアには2種類ある。小型犬は進行しやすい!

ヘルニアにはその状態によって、
軟性椎間板ヘルニア(ハンセン1型)と硬性椎間板ヘルニア(ハンセン2型)に分けることができます。

主に小型犬に発症しやすいのが軟性椎間板ヘルニアで、2~7歳で多くが発症します。
軟性椎間板ヘルニアは椎間板内の背中側の軟骨部分(線維輪とよぶ)に亀裂が生じ、髄核が脱出して脊髄を圧迫する症状ですが、
急速に悪化するのが特徴で、グレード1~2だったとしても、数日でグレード4以降に進行することも珍しくありません。
そのため、早期発見し直ぐに治療に入ることが何よりも重要になります。

硬性椎間板ヘルニアは主に大型犬が発症しやすく老化により軟骨の中が断裂し、
その中に入り込んだ髄核が軟骨を押し上げる形で脊髄を圧迫します。
比較的高齢な8歳以降に発症することが多く、徐々に悪化していくのが特徴です。

 

ヘルニアは若いうちからリスクが高い

下記は『ヘルニアが発覚した初診時、愛犬の年齢は?』という質問の結果です。

椎間板ヘルニアは年をとってからなりやすいイメージがありますが、

3~5歳でヘルニアが発症したケースが一番多く、

愛犬が若いからといって油断はできない病気であることがわかります。

 

グレードによって大きく変わる治療費

では椎間板ヘルニアの治療費はどのくらいなのでしょうか?

下記は『治療費の総額はどのくらいか?』というアンケート結果になります。

現在治療中の方も含んでいます。

結果を見ると10万円以下の治療費が約6割ですが、

残りは10万円以上とかなりの高額治療費になっていることがわかります。

30万以上で見ると4人に1人の割合。

中には100万円を超えている方もいて治療費にかなりの差が出ています。

比較的初期であるグレード1~2であれば、

短期の通院治療で高くならずに済んでいますが、

グレード3以降、手術を伴う進行具合になると一気に数十万の治療費になっています。

特にグレード4~5は長期通院、予後不良による一生治療のため、

その総額治療費はとても高額です。

グレードが高くなるほど高額に

手術費用はどのくらいかかるの?

病院はヘルニアの進行度によって変わってきますが、

グレードが進行するほどに治療期間も長くなるので高額な治療になっていきます。

外科手術になって場合は、

  • 再診料:900円
  • 脊髄造影(X線検査):12,000円
  • CT検査:35,000円
  • MRI検査:50,000円以上
  • 血液検査:6,000円
  • 小型犬入院費(1日):2,800円 ※通常3~10日入院
  • 中型犬入院費(1日):3,500円 ※通常3~10日入院
  • 大型犬入院費(1日):4,300円 ※通常3~10日入院
  • 全身麻酔:10,000円
  • 注射(静脈、筋肉):3,245円
  • 椎間板ヘルニア手術: 90,000 円以上

が治療項目と相場になります。
このほかに処置代、薬代、文書代なども加えられます。

椎間板ヘルニアは問題の部位を確実に治療することが何よりも大切で、
そのために造影剤、脊髄造影、CT、MRIなどの検査代が特に高額になる傾向にあります。

相場としては20万~35万円は覚悟が必要な病気です。

長期治療の覚悟も必要!治療費は高額に

椎間板ヘルニアの治療費を高額にしているのは手術費用だけでなく、

治療期間も原因になっています。

下記は『治療期間はどのくらいですか?』というアンケート結果です。

驚くべきことに1年以上の治療期間と答えた人が約37%と最も多い結果になっています。

グレードに関係なく内服薬による進行をとめる治療でこのケースが多く、

1回あたりは少額ですが、何年間ともなると金額の負担は相当になります。

 

また症状が重度の場合、完治はせず、以後歩行不良の状態になることもあります。

その場合、犬用の車椅子が必要になるため、

6万~10万ほど費用がかかってきます。

犬のヘルニア治療は国の保険が無いため、高額出費になることがほとんどです。

もし不安であれば任意のペット保険に加入しておくと安心でしょう。

ペット保険は保険料を支払うことで、一定の補償金を受け取れるため、

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